BTSからARMYに向けて発信し続ける愛情 離れていても楽しませる工夫の数々

V 'Layover' Music Show Promotions Sketch

 ほかでは見られないお宝映像が続々とアップされる『BANGTANTV』。最近公開された動画のなかで特にARMYたちの心を癒やしたのではないかと見られるのが、Vが音楽番組収録の舞台裏に迫った「V ‘Layover’ Music Show Promotions Sketch」だ。

 これまでも数多くの音楽番組に出演してきたVだが、初のソロアルバム『Layover』をリリースした“新人アーティスト”となった気分だと、落ち着かない表情を浮かべていたのが印象的だった。その“新人気分”のVを支えたのが、これまでずっと彼を応援してきたARMYたちだった。〈ARMYがいるじゃないですか〉とARMYから歌が贈られると、弾けんばかりの笑顔を浮かべて嬉しそうにするV。こんなにも素直な表情を見ていると、BTSのメンバーが常々「すべてARMYのおかげ」と口にしているのがわかる。

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 そしてVもまたARMYたちのためにできる限りのことをして楽しませようと努力するのがいじらしい。アルバム『Layover』のジャケットを飾ったことでも話題を集め、すっかりVの愛犬としておなじみになったヨンタンと、この日は一緒に歌番組のスタジオ入りをしていたV。すると「(アルバムのカバーのように)最初にヨンタンの顔だけを見せて、スーッとカメラを引いていただけませんか? 引いたあとに僕があぐらをかいて座っていて、ヨンタンを見て区切ったら歌います」とカメラの動きまで細かくリクエストし、最高のパフォーマンスを目指す。このサプライズ演出に、もちろんARMYも大喜び。スタジオにはヨンタンコールが鳴り響く盛り上がりを見せた。

 さらに、慣れないソロ活動を続けてきたVに、またもや頼もしい味方が現れる。音楽番組収録の最後の日、JIMINが応援に駆けつけてくれたのだ。「なんだなんだ?」と言いながら、思わずJIMINに抱きつくV。「今日は僕のメンタルケアをしてね」と甘えて見せる姿もまた仲睦まじいBTSならではの景色だ。メンバーがなかなか揃う機会の少ない今、V自身も、そしてその活動を見守ってきたARMYたちも、安心することができた展開だった。

 BTSを最も愛しているのが、BTSメンバーだ。そんな言葉が囁かれているほど、彼らのBTS愛は強い。それは、同時にARMYと限りなく近い視点を持っているアーティストであること。ファンが何を求めているのかを常に考え、できる限りのことをして喜ばせたいと努める。それが、今回のようにパフォーマンスとして見せる部分に発揮されることもあれば、JIMINの訪問のように狙わずに成立する空気として届けられることも。

 きっと彼らのことだ、ARMYが寂しがらないように心をくばってくれているのではないだろうか。そして、振り返ってみれば、2025年の“その日”まで「あっという間だった」と思わせてくれる、数々の仕掛けを準備しているのではと期待せずにはいられない。

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