Aぇ! group、“原点”を大切にしながら遂げる変化 1年ぶり『anan』表紙までの6人の飛躍

 Aぇ! groupが11月1日発売の『anan』(マガジンハウス)の表紙を飾った。本誌の表紙に抜擢されるのは昨年10月12日発売号から約1年ぶりで二回目。今回は全員が黒のセットアップに身を包み、洗練された色気と余裕を感じる表情が印象的なカットが表紙となっている。全国を忙しく飛び回る彼らだが、この撮影では地元関西でのロケが敢行され、「俺たちの“今”」を表す表紙の衣装の他にデニムやカーディガンなどのカジュアルなスタイルをラフに着こなし、青空のもとアットホームな空気を感じさせるカットも。後者は「俺たちの“原点”」を表す。

Aぇ! group「ボクブルース」(Aぇ! group Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023)

 この一年間はAぇ! groupにとって、たくさんの変化があった期間だ。今年の3月から6月にかけて開催された初の全国ツアー『Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023』を完走したことは特に大きな進化に繋がっているであろう。ツアータイトルが曲名になった「Aッ!!!!!!」や、YouTubeのジュニアCHANNELに上がっているライブ映像が今年5月に1000万回再生を突破した「PRIDE」などのオリジナル曲と先輩グループのカバー曲を織り交ぜ、今のAぇ! groupにしかできない唯一無二のステージで全国のファンを虜にした。

 7月から8月に行われたジュニアの合同コンサート『ALL Johnny’s Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome』では、普段共演の少ない関東で活動しているメンバーとのコラボステージなどで観客を沸かせた。外部イベントへの出演も増え、10月には大型音楽フェス『イナズマロック フェス 2023』のステージでたくさんの音楽ファンを前に堂々とパフォーマンスを披露した姿も記憶に新しい。11月3日には福本大晴の母校である大阪公立大学の大学祭『第73回銀杏祭』にシークレットゲストとして出演するというサプライズも。福本が大学に直談判をして実現したというこの企画。翌日、会員制サイト『FAMILY CLUB web』のブログを更新した佐野晶哉は、一部仕事のキャンセルがあり、それでも人前に立ちたくて6人で相談をして挑戦することになったと説明していた。どんな状況でも夢を追い続ける彼らがこれから社会に出る大学生に向けてパワーを送った、Aぇ! groupなりの“アイドル像”を感じるチャレンジだった。

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