櫻坂46 中嶋優月、小島凪紗、的野美青、村山美羽……グループの層の厚さを物語る三期生の個性

的野美青

 グループ最年少ながら各方面で存在感が増しているのが的野美青だ。『週刊少年チャンピオン』(講談社)では初のソロ表紙を務め、『B.L.T. SUMMER CANDY 2023』(東京ニュース通信社)でも特集が組まれるなど、個人仕事も多くなっている。的野に関して筆者の記憶に残っているのが3月4日、5日にぴあアリーナMMで開催された『おもてなし会』でのスピーチだ。的野は研修生期間中に活動辞退しようと思っていたことを明かしつつ、「オーディションに応募した時の誰かに元気を与えたいなっていう気持ちを思い出してここまで来ました」と涙ながらに語っていた。その決意と信念が宿った力強いメッセージは多くのファンの胸に刻まれたことだろう。

 その一方でバラエティでは最年少らしい無邪気な一面も見せる。推しメンであることを公言している小林由依に対しては「あうぅ」という“ガチ”のリアクションでスタジオを爆笑に包み込むだけではなく、母親考案のキャッチコピーを小島よしお風に全力で披露する度胸もある。今後の成長ぶりが楽しみな存在だ。

村山美羽

櫻坂46 村山美羽『スナック美羽』

 さまざまなキャラクターが揃っている三期生において、強烈な個性を発揮しているのが村山美羽だ。高身長のスタイルの良さとクールなイメージとは裏腹に天然な魅力も兼ね備えている村山。当初は振付師のTAKAHIROから「今のグループに村山がいるイメージが湧く」と評されるなど高いダンスパフォーマンスでグループを牽引していた印象が強かったが、『そこさく』で行われた企画「学力ランキング!!」で“2代目おバカ女王”に輝いたことをきっかけに、天然な一面も明るみになった。ちなみに、“初代おバカ女王”は渡辺梨加。クールビューティーかつ天然という意味では渡辺と村山には共通点もあり、今後どのような形で世間に知られていくのかも予想して楽しみたい。

 『MARQUEE Vol.151』で同期の石森璃花は村山について「美羽はいろんな意味でムードメーカーだと思います。美羽のテンションが高いときは、みんなも明るい気持ちになるんです」と明かしており、個人PV「スナック美羽」で見せているような自然体な姿が本当の彼女なのだろう。村山のようなダンスパフォーマンスとバラエティの両方に長けたメンバーが揃っていることが、櫻坂46の層の厚さを物語っている。

※1:https://sakurazaka46.com/s/s46/diary/detail/52767?ima=0000&cd=blog

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