乃木坂46 賀喜遥香&遠藤さくら、グループの未来を担うエースふたりの誓い 「マグカップとシンク」MVでの“覚悟の言葉”を考える
2001年生まれの同期で、早くから4期生のエースとして期待されていた“かきさく”コンビ。『乃木坂46 真夏の全国ツアー2022』の「ジコチューで行こう!」で賀喜の涙を拭う遠藤もまた泣いている、という観る者の目を引く場面はファンの間で大きな話題となった。その時の心境について、遠藤は「もうすぐで完走できるっていう安心感と、まだこれから『君に叱られた』の披露がある緊張感の、どうしようもない気持ちだったと思うので。それを見たら思わずって感じでした」と答えている(31stシングル『ここにはないもの』初回仕様限定盤収録の特典映像『Making of 真夏の全国ツアー2022 明治神宮野球場』より)。
賀喜と遠藤にとってもこれまでとは立場が変わる、節目とも言える33rdシングルにはふたりによるユニット曲「マグカップとシンク」が収録されている。MVで賀喜が遠藤に手を差し伸べながら言う「これからだよ、私たち」は、乃木坂46の未来を担うエース同士として、そして友としての誓いの言葉のように聞こえてならない。
先述の座談会のなかで、賀喜は今後の展望を聞かれ、「毎年、ツアーが終わったらいったん落ち着いて、おのおのがそれぞれの活動を頑張る、みたいなイメージがあって」「グループ以外のところで得たものを、持って帰って来て、それをまた力に変えてみんなで進む、みたいな」とコメントしているが、これから年末にかけてその知名度を飛躍的に上げることになるのは遠藤だろう。
既報の通りに、遠藤は連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合)への出演が控えており、10月3日には1st写真集『可憐』(集英社)が発売となる。『らんまん』は残り4週というまさにクライマックスを迎えようとしているところであり、オンエア期間こそそこまで長くはないが、遠藤が演じる役は主人公の万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の娘・千歳という、朝ドラ初出演としてはこれ以上にない役柄。すでに子役が演じている千歳の朗らかで、しっかり者のキャラクターは、遠藤が演じるのにぴったりと言える。2022年度後期放送の『舞いあがれ!』(NHK総合)で久留美を演じ、その朝ドラのバトンを次に渡そうと必死に走り続けていた山下美月の思いが結ばれる瞬間でもある。
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