BIGBANG D-LITE「僕とみなさんとの関係性を確かめたいと思った」 6年ぶりの再会『DなSHOW Vol.2』から歩み始めた新章

D-LITE『DなSHOW Vol.2』レポ

 さらに「6年ぶりに戻ってきて、ホールツアーを選んだ理由は?」という質問に「実は普通のライブや新曲でカムバックや再始動をした方がいいともたくさん言われた」と打ち明けたD-LITE。新章を『DなSHOW』でスタートすることには本人の強い思いがあった。

「この6年間いつかまたみなさんと必ず会えるはずだと信じて、その日がいつ来てもいいように、運動や日本語の勉強を続けてきました。信じてはいましたが、不安になることもありました。そんなとき、パッと思い出す瞬間がありました。それは、みなさんと一緒に過ごしたときのことです。『DなSHOW』でみなさんの笑顔を近くで見られたことがすごく幸せで。だから、またこういった時間で思い出をちゃんと作って、僕とみなさんとの関係性を確かめたいと思ったんです。だから、『DなSHOW』から始めて、新曲を出して、ライブという順番にしたいと思いました」

 事前に選ばれた4名の参加者とのゲーム対決、その日の退場BGMを作る「Dream Song」のコーナーを経て、歌唱パートへ。準備中にはビハインド映像が「Hello」の音楽に乗って流され、“新しい物語のはじまり”を楽しみながら準備したことが伝わってきた。

 歌唱パート1曲目は、「D-Day」。空まで届きそうなロングトーンが観客の胸を震わせる。そして「VENUS」、「WINGS」と続き、観客との一体感は最高潮へ。〈奇跡がはじまる/誰にももう止められない〉〈今の瞬間/羽ひろげて/飛び立つんだ〉明るい未来を予感させる歌詞に会場のペンライトが喜びで大きく揺れる。

 「わぁ!幸せです」「俺って生きてるんだなと思う瞬間」とD-LITEも喜びを表現し、手紙でファンへの感謝の思いを伝えた。

「忘れずに見にきてくださり、心からありがとうございます。歌手として最も悲しいことは、歌を歌うことができなくなることだと思いますが、同じくらいに悲しいのは僕の歌を聴いてくれる人が誰もいなくなることだと思います。昔も今もこれからも僕の目標はただ一つです。僕の歌を愛してくれる皆さんと、永く永く歌いともに過ごし、お互いの人生に自然に溶け込んで生きることです。みなさんの人生の中の素晴らしい記憶に残る存在になるように頑張ります」

 そしてラストの「あ・ぜ・ちょ!」へ。サビで「きょうがD-day~!!きょうがDな~~~show!!」「ファンタスDックなSHOW~~!!(D君のイラスト)」「DなSHOWにようこそ!5年ぶり!会いたかったよ!!」と手書きのメッセージが印刷された金色のテープが会場を舞うとお祭りモードが加速。アンコールの「ナルバキスン」まで大盛り上がりで幕を閉じた。

 久しぶりの再会を全力で楽しんだD-LITEとファン。両者の絆はより深く、より頼もしく変化したに違いない。新たな楽曲も準備中とのこと。D-LITEの新章の全てから目が離せない。

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