Vaundyは『RSR』で藤井風「何なんw」を披露 King Gnu 井口理&aikoら、カバーを通じたアーティスト同士の交流
ポルノグラフィティ・岡野昭仁が2021年に開催した配信ライブ『DISPATCHERS』『DISPATCHERS vol.2』は、「日本の音楽史を探訪する」をテーマに、新旧様々な楽曲をカバーする内容となった。
『DISPATCHERS vol.2』ではSUPER BEAVERの「人として」をカバー。SUPER BEAVERが楽曲に込めた誠実さや人間味の溢れるロックナンバーに、岡野流のあたたかさも加えた。20年を超えるキャリアが醸し出す余裕がありながらも、SUPER BEAVERへのリスペクトも決して忘れることのない岡野の歌唱はこの配信ライブのハイライトであった。
同ライブから2年が経ち、岡野は8月23日にソロアルバム『Walkin' with a song』をリリース。SUPER BEAVER・柳沢亮太の作詞作曲による「指針」も収録される。SUPER BEAVERらしい力強さと岡野がこれまで積み上げてきたポップセンスが混ざりあって生まれた新しい名曲。その原点は岡野がカバーした「人として」と言えるだろう。なお、同作の初回生産限定盤には『DISPATCHERS』『DISPATCHERS vol.2』から厳選されたライブ映像が収録される。もちろん「人として」のカバー映像も収録予定だ。
カバーを通じてアーティストの同士の交流が生まれ、さらに活動が展開していく様は音楽ファンにとっても興味深い現象だ。そうした繋がりは時に新しいクリエイティブを生み出す。そのきっかけとしてのカバー曲という視点で音楽シーンを見てみると、きっと新しい発見があるはずだ。
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