Snow Man 岩本照、対象を熟知し“見る人”の視点を忘れないプロデュース力 『少年たち』演出担当に寄せられる期待
2023年10月4日から28日まで上演される『少年たち 闇を突き抜けて』の構成・演出をSnow Man・岩本照が担当する。『少年たち』シリーズは1969年の初演以降、多くのジャニーズメンバーが上演してきた舞台作品。Kis-My-Ft2やA.B.C-Z、ジャニーズWEST、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis JapanなどのメンバーもジャニーズJr.時代に出演しており、若手にとっての登竜門的存在になっている。その歴史ある舞台の構成・演出を手掛けるとあり、岩本にとっても一つのターニングポイントになるのではないだろうか。
振り返ると岩本は、“プロデュース”と呼べるものをこれまでも手掛けてきた。まずは、岩本の得意分野である「振り付け」だろう。Snow Manの楽曲の振り付けも多く担当しており、「Party! Party! Party!」や「ZIG ZAG LOVE」などのジャニーズJr.時代の楽曲はもちろん、昨今でも「JUICY」や「あいことば」など、楽曲のジャンルを問わずにどんどん増え続けている。しかも、その振りの完成度の高さは各所からお墨付きで、ダンサー/振付師のTAKAHIROがテレビで熱く解説している姿を目にしたことがある方も多いのではないだろうか。メンバー、そして見る人のことを考えて作られた振り付けは、メンバーそれぞれの良さを引き出していると同時に真似したくなるキャッチーさも含んでおり、“アイドルグループ”であるSnow Manにピッタリなのではないだろうか。
また、2021年にはジャニーズJr.として所属していたIMPACTorsにも振りを提供。Snow Man以外のグループに振りを提供することが初めてだった当時、「新鮮な感じ」、「『こういう風にした方がやりやすいのかな』とか色々(試した)」(※1)と新しい刺激を受けたことを語っていた。もちろんそのパフォーマンスは大好評。自身が所属していないグループでも、持っている良さを客観的に汲み取り、それを活かす動きにした上で岩本らしさも加えるという彼のスキルを見せつける結果となった。