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ao、進化を重ねるグルーヴィな歌声 2000年代生まれの若き才能が台頭するJ-POPシーンでひと際輝くポテンシャル
曲作りを始めたのは小学校6年生の時。音楽系のスクールに入り、Logic Proを使って楽曲制作をするようになり、作詞作曲だけでなくトラックメイクも手掛ける。2022年3月にリリースされた初めてのEP『LOOK』には、小学校6年生から中学校3年生までの間に作った楽曲を収録。ビリー・アイリッシュやラウヴの楽曲を好んで聴くというao自身の発言を裏づけるかのような陰りを帯びたグローバルポップは、2000年代に生まれたストリーミングネイティブ世代ならでは。堂々たる令和のシンガーソングライターぶりが発揮されていた。以降も、歌声とパーカッションにフォーカスしたミニマルなトラックがトライバルなムードを醸し出す「余所見」や、Furui RihoとESME MORIとの共作曲「瞬きと精神と君の歌と音楽と」をリリースし、新境地を開拓してきた。
そして、aoの最新楽曲は今年2月にリリースされた「幻想」。硬質のエレクトロとオーケストラが融合したような奔放なトラックを乗りこなすaoのボーカルは、ファルセット気味のハイトーンと少し掠れた声を巧みに交えながら、可憐にくるくると表情を変えて見せ、曲をリリースするたびに、やはりその伸びやかな進化に驚かされる。7月12日には新曲「4ever」のリリースも控えており、「KANASHIBARI feat.ao」でのaoのシンガーとしてのさらなるポテンシャルを踏まえると、この世代の精力的な動きによって日本の音楽シーンはどんどん自由にグローバルになっていきそうだ。
■リリース情報
ao
Digital SIngle「4ever」
7月12日(水)リリース