Aぇ! groupメンバー分析第1回：正門良規 　俳優、ギタリスト……アイドルとして活躍の幅を広げる誠実な仕事ぶり

　デビュー前とは思えないスペックを持ち、バンドスタイルとダンスの熱いパフォーマンスで人気急上昇中のAぇ! group。多彩な才能を発揮し、ライブをはじめバラエティ番組、ラジオ、YouTubeなど多方面で活躍中だ。メンバーそれぞれの個性と魅力について紹介したい。第1回は正門良規。

誠実な性格で仕事に向き合う姿に先輩からも大きな評価

　安心と安定の正門良規。彼の仕事に対する生真面目な姿勢からそう評されることも多い。正門の名前が多くの人の知るところとなったのは連続テレビ小説『スカーレット』（NHK総合）の鮫島正幸役だろう。戸田恵梨香演じる主人公・川原喜美子の妹、直子（桜庭ななみ）の恋人役として登場し、その演技力に注目が集まった。また相葉雅紀主演ドラマ『和田家の男たち』（テレビ朝日系）では相葉が演じるネットニュースライター・和田優の上司役・三ツ村翔星を演じた。大先輩との共演であったが正門の真っ直ぐな人柄を相葉も絶賛。相葉は正門を“かどきちくん”と呼び、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『嵐・相葉雅紀のレコメン！アラシリミックス』（文化放送）で度々話題に触れるなど、交流も生まれていた。

Wild-haired and grinning, Yoshinori Masakado of #Aegroup peeks out over the script for his new stage play, Nicholas Wright's #VincentinBrixton!

"My love for this work grows day by day. I am so happy to be able to share it with everyone!"#JohnnysUpClose pic.twitter.com/l6Te9cQRh6

— Johnny & Associates (@johnnys) October 1, 2022

　さらに俳優としての歩みは止まることなく、NEWSの加藤シゲアキが脚本を手がけた『染、色』で初の単独主演舞台に挑戦。周囲から一目置かれながらも葛藤を抱える美大生・深馬という難しい役どころを見事に演じきった。また昨年は舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』に主演し、画家になることを決意する前の若き日のゴッホ＝青年・ヴィンセントを体当たりで演じた。舞台における正門は、試行錯誤を重ねながらも正面から役柄に向き合い、自身の導き出した解釈を元に、気負うことなく役を纏う印象だ。ひとたび正門が舞台に立つと、キャラクターは体温を持ち、生き生きとした輝きを放つ。ここ数年で俳優として真っ直ぐな成長を見せている正門の次なるチャレンジが楽しみである。