MOONCHILD、『iCON Z』で磨き上げた鮮やかな個性でデビュー 苦楽を共にしたからこそ世界に届けたいメッセージ

MOONCHILD、世界に届けるメッセージ

 昨年、男女総エントリー約4万8000人というLDH JAPAN史上最大規模で開催されたオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』。そのガールズグループ部門の合格メンバー5名で構成されたMOONCHILDが、5月3日、デビューEP『DELICIOUS POISON』をリリースした。MOONCHILDはLDH JAPAN×HYBE LABELS JAPAN初共同プロデュースによって誕生したグループで、ØMI(三代目 J SOUL BROTHERS)が全面プロデュースを担当。HYBE LABELS JAPANからは、プロデューサー及びコンポーザーのALYSAが楽曲プロデュースに携わる形で参加している。波乱万丈のオーディションを経て、今、彼女たちはどのようにグループと向き合っているのか? 世界に向けて、強く美しく羽ばたこうとしている5人の素顔に迫った。(斉藤碧)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】

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「胸を張ってメインダンサーだと名乗れるように」(UWA)

――デビューおめでとうございます!

一同:ありがとうございます!

――まずは、自己紹介と各自の強みなどを教えてもらえますか?

UWA:UWA、18歳です。特技はダンスで、ラップを担当しています。私はオーディションを受ける前からプロダンサーとして仕事をしていたので、“ダンサーとして得意ジャンルを踊ること”には自信があったんですけど、アーティストとして表現するようなダンスジャンルは、今まで踊ったことがなくて……。

――オーディション時には、得意のPOPPINを披露していましたが、MOONCHILDの振付は、それとは方向性が違いますもんね。

UWA:そうなんです。だから今は、胸を張ってメインダンサーだと名乗れるようにMOONCHILDのパフォーマンスを追求しています。ラップに関しても、オーディションを受けるまでは一切やったことがなかったので、まだ知らないことが多いんですが、もっとカッコいいラップを披露できるように頑張ります。

UWA
UWA

MIRANO:16歳、最年少のMIRANOです。私は幼い頃からダンスをやっていて、本格的にアーティストになると決めてから、ボーカルとラップを始めました。私の周りには、ボーカルやラップに専念している子が多かったので、自分もどちらかに絞らなきゃいけないのかなと思っていた時期があったんですけど、オーディションが始まってからは“オールラウンダー”と紹介していただくことが増えて。そう言っていただくからには期待に応えたいなと、今はダンス・ラップ・ボーカルという三つの刀を磨いて、三拍子揃ったアーティストとして活躍していけたらと思っています。ただ、今回のEPでは主にラップを担当していて、UWAちゃんと2人で、メインラッパーという形でやらせていただいています。

――MIRANOさんとUWAさんは、声質も見せ方も対照的ですよね。

MIRANO:そうですね。UWAちゃんが、大人っぽい綺麗な見た目とは裏腹にチャーミングな声色を持っているので、私は低い声やハスキーな声質を出すことで違いを見せられたらいいなと、日々研究を重ねています。

UWA:ダンスと同様、「私達がMOONCHILDのラッパーです」って堂々と言えるようになることが、ラッパーとしての今の目標ですね。

MIRANO
MIRANO

HANA:16歳のHANAです。自分で言うのは恥ずかしいんですけど……自分の強みは歌ですね。自分より歌の上手い人もいるし、音域が特別広いわけでもないんですけど、私にとって歌のない人生は考えられないし、歌っている時が一番幸せなので、そんな自分にしか歌えない歌をたくさん届けていきたいと思っています。

――合格発表の時、審査員のZEROさん(サウンドプロデューサー)はHANAさんについて「痛みのある歌を歌える子」とおっしゃっていましたね。

HANA:オーディションを受ける前は、自分の歌に対して人から評価してもらう機会がなかったので、そう言っていただけて嬉しかったです。歌うことが大好きなので、ありがたいですね。

HANA
HANA

「みんなのおかげで、コンプレックスが自分の魅力になった」(RUAN)

――RUANさんの強みは?

RUAN:最年長の19歳、メインボーカルのRUANです。このオーディションに参加する前、私はロック系の音楽が好きで、自分でも1人でギターを弾きながらロックを歌うことが多かったので、ガールズグループとしてポップな楽曲を歌うことに、最初は結構苦戦して。オーディション直前には思うような歌が歌えなくなっていた時期がありました。でも、いざオーディションが始まってみたら、候補生の子たちや審査員のみなさんから「RUANの歌、力強くていいね」と言ってもらえることが増えて。それまでは自分の力強い歌がコンプレックスだったんですけど、今はそれが逆に自分の魅力になっているというか。みんなのおかげで、自分の強みはパンチ力のある歌なんだと、自信を持って言えるようになりました。

RUAN
RUAN

――ANRIさん、お願いします。

ANRI:17歳、リードボーカルのANRIです。私は絵を描いたり、芸術鑑賞をすることが趣味なので、“芸術肌”と紹介していただくことが多いですね。幼少期からクラシックバレエやピアノを習っていた経験もあるので、私にしかできない表現や世界観をお届けできたらと思っています。歌に関しては、RUANちゃんとHANAちゃんという、2人のメインボーカルがガツンと聴かせるのに対して、私は一旦落ち着くようなパートを任せてもらうことが多くて。性格的にも、MOONCHILDの落ち着き担当かな? と、自分では思っています。

――例えばANRIさんは、15位中10位で通過した2ndミッションから一転、ミッションでは見事1位に輝き、シンデレラストーリーを体現しましたが、合格を告げられた時にどんなことを感じましたか?

ANRI:このオーディションは審査期間が長くて、ミッションごとにも通過できるかどうかが明確に判断されるので、いつもハラハラしていたし、私はデビューできないんだろうなと思う瞬間がたくさんあったんです。周りのレベルの高さにたびたび圧倒されて、この中でやっていけるんだろうかとオーディションが始まった当初からずっと不安に感じていました。だからこそ、合格を告げられた時はものすごく驚きましたね。夢のようなお話だったので、ここから自分の人生が変わっていくんだ! みたいな。今までの経験が頭の中をバーッと駆け抜けて、私の第二の人生が始まったような感覚になりました。

ANRI
ANRI

――ANRIさんがプレッシャーに押し潰されそうな時、大きな支えになったのが、1位を競い続けたRUANさんの存在だと思います。ライバルだった人たちが同じグループの仲間になった今、心境の変化はありますか?

RUAN:今までは、あくまでもみんなライバルということで、1人で練習することが多かったんですけど、オーディションを終えてからはメンバー全員で練習することが多くなって。自分が辛い時でも、隣を見たらみんながいてくれるので、とても心強いですね。「Lonely」(EP『DELICIOUS POISON』にも収録されているオーディション課題曲)の歌詞のように、“自分は独りじゃないんだ”って実感しますし、同じ目標を持ったみんなが頑張っているから、自分ももっと頑張ろうと思える。この5人が力を合わせれば、きっと高みを目指せるだろうし、みんながメンバーで良かったなって思います。

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