DXTEEN、LIL LEAGUE、MOONCHILD、MAZZEL……オーディション終え続々デビューへ ダンス&ボーカルグループの新星たち
昨今、高いパフォーマンス力でファンを魅了するダンスボーカルグループのデビューが相次いでいる。2022年も数々のグループがデビューを果たし、人気を獲得してきたが、2023年もその勢いはとどまることなく、日韓で新たなグループが楽曲デビューを予定している。そこで今回、2023年1〜3月にすでにデビューした、あるいは今後デビューが予定されているグループを紹介する。
『BOYS PLANET』合格者による新グループ
日中韓9人組ガールズグループ・Kep1erが誕生したオーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典』のボーイズ版『BOYS PLANET』(ともにABEMA、Mnet)。グローバルボーイズグループでのデビューを目指して、参加者がさまざまなミッションやコンテストに挑戦し、ファン投票も行われる同番組は、いよいよ4月20日が最終回となる。今回のプロジェクトには韓国と日本、中国のほか、台湾やタイ、ベトナム、アメリカ、カナダと8つの国と地域の出身者が参加。そのため、デビュー後はKep1er同様に多国籍グループとして、メンバーの出身国を中心に活動エリアを広げていくことになるだろう。また、Kep1erがデビュー曲「WA DA DA」で大きな注目と人気を集めたように、オーディションの中で実力と個性を磨いてきたメンバーによって、デビュー直後からスターダムへと勢いを加速させることが予想される。どのメンバーが最終的に選ばれ、新グループはどのようなコンセプトとカラーで活動をスタートさせるのか期待が高まる。
LDH史上最大のオーディション出身 MOONCHILD&LIL LEAGUE
LDHが、東京から世界を目指すアーティストの発掘を目的として2022年に開催したオーディション『iCON Z 〜Dreams For Children〜』。男女総勢約4万8000人がエントリーした同オーディションより、2023年の前期までに2つのグループが誕生する。ボーイズグループ・LIL LEAGUEと、ガールズグループ・MOONCHILDだ。
LIL LEAGUEは2023年1月にシングル『Hunter』でメジャーデビュー。ダンス・ボーカル・ラップをこなす平均年齢15.6歳の6人組で、グループ名には「若い力と勢いをバイブスに変えてほしい」という意味が込められている。すでに1stシングルで歌とダンスの高い実力を示しているが、10代半ばのメンバーが多いことを考えると、彼らの表現力はこれからさらに幅が広がる可能性が高い。今後のパフォーマンスの進化に大きな期待を寄せたくなるグループと言えよう。
MOONCHILDは、全員10代のZ世代5名で構成された、世界を目指すガールズグループ。LDH JAPANとHYBE LABELS JAPANが共同でプロデュースに携わり、ØMI(三代目 J SOUL BROTHERS)が全面プロデュースを行っている。オーディションでも披露した「CHILI CHOCOLATE」を含む3曲を3月6日に配信でプレリリースし、5月3日に正式なデビューを果たす予定だ。デビューメンバーはオーディションの最終ステージで、細部までキレのあるダンスと、伸びやかで完成度の高い歌声を生披露。圧倒的なパフォーマンス力と各メンバーの持つ華やかな魅力で、デビュー直後から多くの注目を集めるグループになりそうだ。
なお、同オーディションの男性部門第2章からはKID PHENOMENON、THE JET BOY BANGERZ、WOLF HOWL HARMONYの3組が2023年8月に同時デビュー予定だ。
JYPエンタからは『LOUD』、アヴちゃん、YOSHIKIプロデュースグループも
また、このほかにも特徴的な3つのグループが日韓で2023年内にデビューする。まず、韓国のJYPエンターテインメントからは、P NATIONと共同で開催したオーディション番組『LOUD』で選ばれた、5名のメンバーを含むグループが6月にデビュー予定。日本ではYOSHIKIがプロデューサーを務めるバンド&ダンスボーカルグループ・XYが、ボーカルオーディションを終えて13名のメンバーでデビューする。さらに、女王蜂でボーカルを務めるアヴちゃん、日本テレビ、スターダストプロモーション、ソニーミュージックがタッグを組んだオーディション番組『0年0組』も近日中に最終メンバーが決定し、デビューへと準備を進める見込みだ。