MORISAKI WIN(森崎ウィン)「人間はみんな孤独だと思う」 どこにも属さず、個のオリジナリティを追求する独自のスタンス

MORISAKI WINが目指す立ち位置

音楽は「自分はこうなりたい」ということを再認識できる場所

ーー先行配信された「Perfect Weekend」は、海外のクリエイターチームとのコラボ曲。

MORISAKI:候補曲をいくつか聴いたときに、「これは絶対にやりたい」と思ったんですよね。「こういうテイストだから」とか「この音がいい」ではなくて、純粋にカッコいいと思ったし、リスナーとして好きだなと。あと、最初から「日本語の歌詞にしたい」という気持ちもありました。洋楽的なトラックなんですけど、あえて日本語の歌詞で歌うことで自分らしくなるかな、と。ただ、この曲に似合う日本語を当てることはできないなと思ったので、EIGOさんにお願いして。「旅のイメージがあるんですよね」ということをお伝えしたら、週末をテーマにした歌詞を送ってくれました。

MORISAKI WIN(森崎ウィン) / 「Perfect Weekend」(Official Audio)

ーーMORISAKIさんにも“完璧な週末”ってあります?

MORISAKI:あまりないですね(笑)。何も予定がない日があっても、宿題があるんですよ。アンケートに答えなくちゃいけなかったり、曲のキー決めだったり……なんだかんだやることがたくさんあって。それをやり始めるといろんなことが見えてきて、結局夜にリモートミーティングしてることも(笑)。それはそれで、充実しているのかもしれないですが。

ーーそして「No Limited」は、“人生に限界はない”というメッセージを込めた楽曲。作詞はMORISAKIさんご自身です。

MORISAKI:最初は自分の歌い癖を上手く出せたらいいなと思っていました。言葉の響きや、どんな韻を踏んだらいいだろう? と考えていたんですけど、この歌詞を書いていたとき、ちょっとしんどい時期だったんですよね。マイナス思考になりがちな自分を鼓舞するというか、「もっと大きく考えてみようよ」と。「これができなかったらヤバいな」とか「ここで失敗するとまずい」と思い込んでしまうこともあるけど、銀河系全体から見たら、めちゃくちゃ小さい話じゃないですか(笑)。みなさんにも同じようなことがあると思うんですけど、「失敗してもやり直せば大丈夫。人生は無限大だから楽しんでいこう」というメッセージを伝えられたらなと。人生は一度きりですから、どんどん進んでいったほうがいいだろうと。

ーー「No Limited」の歌詞を書くことで、MORISAKIさん自身も前向きになれましたか?

MORISAKI:明るくなれました。締め切りっていうリミットはあったんですけど(笑)、「やればできるじゃん」っていう。こういう思いを表現できるのも、音楽のいいところだと思うんですよ。そればっかりだと重くなりそうなので、エンターテインメントのなかにメッセージを乗せるのが理想なのかなと。普段は俳優として役柄を演じることが多いんですけど、曲を通して自己表現したり、自分自身と向き合うことができるのも大きくて。セルフプロデュースというか、音楽は「自分はこうなりたい」ということを再認識できる場所でもあるんですよね。

ーーそして「Love won’t die」は、恋人、家族、友人などに対する大きな愛を歌ったバラードナンバー。

MORISAKI:歌詞は、僕の故郷のことやおばあちゃんとの思い出を乗せてほしいとお伝えして、Anna Kusakawaさんに書いていただきました。ただ、それだけだと曲の幅が狭くなりそうだったので、いろいろお話をするなかで、愛をテーマにしようと。日本からアジア、アジアから世界に向けて、英語という共通言語で歌える曲がほしいという気持ちもあったんですよね。Annaさんは僕の過去のインタビュー記事なども読んでくれたみたいで。自分自身のリアルな思い出と壮大な愛がつながるような曲になりましたね。

ーー「BeFree」は(MORISAKI WINとして)デビューする前にMORISAKIさんが作曲し、ライブで披露されていた楽曲だとか。

MORISAKI:そうなんです。2019年8月のバースデーソロライブのときに、ライブのタイトルになるような、前向きで明るい曲がほしいと思って。2年以上経って、アルバムに収録できてよかったです。

ーー当時と現在では、音楽活動に対するスタンスも変化しているのでは?

MORISAKI:ぜんぜん違いますね。当時はアーティストと役者の違いがはっきりしていなかったし、僕自身も境目がよくわかってなくて。今は「音楽を通して自己表現したい」と思っているんですよね。言いたいこと、伝えたいことも増えているのかも。

ーー世界も大きく変わりましたからね。

MORISAKI:そうですね。当たり前が当たり前じゃなくなって。舞台やツアーもそうですけど、以前は「始まったら、最後までやれる」というのが普通だった。よっぽどのことがない限り中止にはならなかったけど、去年までは誰か一人でも発熱すると延期や中止するような状況だった。エンタメの世界から離れた方々もいらっしゃるし、線引きされてしまった数年間だったのかなって。こうやって活動を続けていられるのは奇跡だなと思うし、以前よりもさらに1回1回の重みが増しましたね。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる