Ayumu Imazu、自身最大キャパで繰り広げたダイナミックなステージ 初の全国ツアーへと繋げる恵比寿LIQUIDROOMワンマン
Ayumu Imazuが4月14日、東京・恵比寿LIQUIDROOMでワンマンライブ『Ayumu Imazu LIVE 2023 “knock. knock.”』を開催した。
3月31日に「Don't Mind Me (feat. 花村想太 from Da-iCE)」、4月14日に「HONEYCOMB」(テレビ東京 ドラマ25『クールドジ男子』オープニングテーマ)をリリースし、音楽性の幅を自由に広げ続けているAyumu Imazu。この日のライブで彼は、圧倒的なボーカル/ダンスの技術とセンス、そして、観客との直接的なコミュニケーションを軸にした魅力的なステージを繰り広げた。
キャリア最大キャパとなった同公演のチケットは即日ソールドアウト。会場を埋め尽くした観客は、ライブが始まる前からハンドクラップでフロアを盛り上げていた。
オープニングはバックダンサー4人によるアクト。ステージの奥に置かれた“扉”をダンサーが“コンコン”とノックすると扉が開き、Ayumu Imazuが登場。凄まじい歓声が沸き起こるなか、1曲目の「Over You」へ。しなやかなボーカル、シンクロ率の高い振付によって観客の体を揺らしまくる。さらに切ないメロディを響かせる「Blinded Eyes」を一人でパフォーマンスし、なめらかなボーカルラインと〈愛の形など捨ててしまえ〉というラインが共鳴する「Butterfly」の後半では再びダンサーが登場。曲ごとに見せ方を変化させる構成も素晴らしい。
「ついにこの日が来ましたね! 久しぶりじゃないかな、声出しOKのライブは。マジでやばい!」「踊りまくって歌いまくって、最高に楽しめるライブにしていきましょう」と笑顔で語り掛けるAyumu Imazuに対し、フロアからはさらに大きい拍手が沸き起こる。
この後は、Ayumu Imazuの多彩なボーカル表現を堪能できるシーンが続いた。〈ふと乱れる感情が〉と歌い出した瞬間に観客が強くリアクションした「浮遊夢」。メロウ&チルなグルーヴを描き出した「Lonely Boy」。そして、「出会いと別れは運命の流れ。辛い思いをしている自分を優しい目で見てあげることが大事だと思っています」というMCに導かれた「さまない」では抒情性を帯びた歌声で会場全体を包み込む。メジャーデビューから1年8カ月。ライブの活動を重ねるなか彼は、アーティストとして着実に成長を続けているようだ。
“あなたに会いたい”という強い思いと、悲しさを乗り越えて未来へ向かう決意を歌い上げた「Sunshower」、そして、バックダンサーの“Dance Break”(各ダンサーのソロのたびに「Yeah!」「Whoo!」という歓声が上がる)をきっかけにライブは後半へ。