目黒蓮&原嘉孝、“はらめぐ”の確かな絆 ふぉ~ゆ~らCDデビュー以外の道を切り開く実力派ジャニーズたちの存在

 そう、ジャニーズにはもっと多くの人に“知ってもらいたい”と思わせる逸材が少なくない。近年ではCDデビューはせずとも、その存在がじわじわと知られていくケースも。例えば、松崎祐介、越岡裕貴、辰巳雄大、福田悠太からなる「ふぉ〜ゆ〜」。デビュー組とは違った形で舞台にテレビに活躍している彼らは、その柔軟性を活かしてLINE公式アカウントの開設などジャニーズ初の活動も少なくない。KinKi Kidsからの信頼もアツい彼らが歌って踊れるのはもちろんのこと、MCトークは顎が疲れるほど爆笑させられることでも知られている。そのステージ力は一度見たらやみつきものだ。

 また、俳優としての活躍もめざましく、今秋には漫画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』の舞台・映画共に、辰巳と浜中文一がW主演を務めることに。浜中は1999年にジャニーズ事務所入りして以降実に多くの舞台に立ち、様々なユニットを経験してきた。表現者としての道を歩み続けてきた浜中を、辰巳は「盟友」と呼ぶ。そんな2人が今回共演するというのも胸を熱くするポイントだ。コツコツと積み重ねてきたこれまでの経験とスキルをもとに、舞台と映画が連動するこの新しい作品をどのように仕上げてくるのか非常に楽しみなところだ。

 他にも、浜中と共に関西ジャニーズJr.として活動してきた室龍太も目が離せない1人だ。東西ジャニーズJr.の新たな才能を発掘する番組『ジャニーズJr.CHAMP』(中京テレビ)で辰巳と共にJr.のサポーターを務めたのも記憶に新しい。バラエティでの瞬発力も多くの舞台を経験してきたからこそ。直近でも舞台『信長未満 〜転生光秀が倒せない〜』では主演を務め、4月からは元少年隊の錦織一清が演出を手掛ける舞台『垣根の魔女』にも出演することでも注目を集めている。室にも向井康二(Snow Man)という揺るがない絆を持つ同志がいる。今回の“はらめぐ”のように、いつか室&向井の“るたこじ“コンビが念願の共演を果たす、という展開もいつか実現してくれるのではないかと期待している。

 CDデビューというジャニーズにおける王道以外の道を切り開き、生き生きと活躍を続けている彼らを見ていると、そのたくましさに勇気をもらえる。そして、苦悩を重ねたからこそ身についた表現力の幅広さにも感服させられるばかりだ。近年、小劇場出身の俳優たちが高い評価を得ているように、ジャニーズにおける実力者たちの存在がもっと広く知られていくことを願ってやまない。

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