SEVENTEEN、ファンの心を射止めるメンバー同士のケミストリー 日本ドーム公演や初のミリオン認定など加速し続ける人気

SEVENTEEN、日本人気の勢い

 2016年に『LIKE SEVENTEEN - Shining Diamond in Japan』で初の日本公演を行ない、2018年の5月に日本デビューを果たして以降、着々と日本でもファンダムを拡大してきたSEVENTEEN。

 2020年4月には東京ドーム公演含む全国8公演を予定していた『SEVENTEEN 2020 JAPAN DOME TOUR <SVT>』はパンデミックで開催は叶わなかったが、2022年11月に『SEVENTEEN WORLD TOUR [BE THE SUN] - JAPAN』として開催され、京セラドーム・バンテリンドームナゴヤ・東京ドームで計6公演、27万人を動員した。

 また、都市型プレイパークプロジェクト『THE CITY』を、ツアーを開催する3都市にて史上最大規模で展開する『SEVENTEEN BE THE SUN THE CITY』を開催。『THE CITY』はHYBE LABELSアーティストの公演開催地全体をアーティストに関連したイベントで彩りファンの体験を拡大して提供するという企画で、『BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS』公演、2030釜山国際博覧会誘致祈願コンサート「BTS <Yet To Come> in BUSAN」での開催に続き3回目となる。

 東京では期間限定カフェやポップアップストア、ミュージアムなどのイベントに加え、東京スカイツリーとのコラボでは夜に窓ガラスを巨大スクリーンに仕立てた「SKYTREE ROUND THEATER」での特別映像の上映、「SEVENTEEN」の公式カラーRose Quartz&Serenityをイメージした特別ライティングが点灯され、東京ドーム公演後には東京スカイツリーでSEVENTEENの楽曲だけを使用したDJプレイのアフターパーティーを開催。東京ドームシティではウィンターイルミネーションとのコラボで「SEVENTEEN THE CITY WINTER ILLUMINATION」が行われた。

 名古屋ではカフェやポップアップの他に写真展やサンシャインサカエとのコラボによるキッチンカー&フォトスポットや久屋大通公園とのコラボなどが行われ、大阪では18カ所のフォトスポットをめぐってフォトカードがもらえるデジタルスタンプラリーが開催された。そのほか、大阪ではHEP FIVEの観覧車とのコラボや南海電気鉄道とのコラボによるオリジナルラッピングデザインの特急ラピートの運行(2022年10月〜2023年4月中旬まで)などが行われたり、大阪・梅田をメタバース空間で再現したJM梅田の中で、『SEVENTEEN WORLD TOUR <ODE TO YOU> IN JAPAN』オンライン上映や、初公開写真を展示する「[BE THE SUN] BEHIND PHOTO EXHIBITION」を開催したりと、「#まちとかがやくSEVENTEEN」「#SEVENTEEN_THE_CITY」のハッシュタグとともに各都市全体を使って大々的にコンサートを盛り上げた。

 待望のドームツアーに合わせ、2022年11月にはJAPAN 1ST  EP『DREAM』をリリース。タイトル曲である日本オリジナル楽曲「DREAM」の他に9th Mini Album『Attacca』のタイトル曲「Rock with you」、2020年10月リリースのスペシャルアルバム『[Semicolon]』収録の「All My Love」をあらたに日本語バージョンとして収録、さらにSEVENTEEN初の英語楽曲「Darl+ing」の別バージョン「Darl+ing -Holiday ver.-」を収録した全4曲で構成されている。

 『DREAM』は初週売上で自己最高の48万枚を記録し、オリコン週間ランキング1位獲得。2023年1月には日本レコード協会によってミリオン認定(累計出荷枚数100万枚以上)を受けた。同時に、韓国で2021年10月にリリースされた9th Mini Album『Attacca』も日本国内での出荷数が50万枚以上というダブルプラチナ認定された。2020年代にアルバムがミリオン認定されたアーティストはそれまで米津玄師(2020年)、BTS(2021年)、Snow Man(2021年・2022年)の3組しかおらず、ここに4組目として名を連ねることとなった。2022年リリースの4th Album『Face the sun』は発売初日に全世界で175万枚販売し初動ダブルミリオンを達成、第64回日本レコード大賞で「特別国際音楽賞」を受賞していたが、『DREAM』は日本国内に限定した販売枚数としてはグループとして初のミリオン認定となっている。

 海外アーティストのアルバムとしてはBTS以来のミリオン達成となったが、アルバムのミリオン認定自体が2022年9月以来4カ月ぶりとなり、2023年最初のミリオン認定となった。

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