「既存のアイドル業界を壊したい」ANCHOR全面プロデュースのプロジェクト始動! パン・ルナリーフィ×イケダナナ、これからの人生を賭けるユニット誕生を目指して
“本当に売れる”を新しく定義する(ANCHOR)
ーーでは今後のお話を伺いたいんですけども、このプロジェクトは何を目指して動いていくものなんでしょうか。
ANCHOR:そうですね、これはすごく言葉を選んで慎重に言わないとキャッチになってしまう可能性があるんですが(笑)……既存のアイドル業界を壊したいなと僕は本気で思っていて。
ーーそれは完全に見出しですね。
一同:あははは(笑)。
ANCHOR:べつにアイドル業界を敵に回したいわけじゃないんですけど。この業界って、ある種すごく未成熟だと思うんですよね。演者さんのギャラ体系とかも含めて、極めてインディペンデントに運営されているケースがすごく多くて。もちろん尊敬している方が多くいらっしゃるという前提はありますが、一定の界隈に置いてそもそも「アイドル運営はお金儲けのためにやるもの」というビジネス的認識の人だったり、「あのアイドル、俺がやってるんだぜ」と言いたいがため、自己承認欲求を満たすためにアイドル運営をしている人が多すぎるんですよ。もちろんアイドルもお仕事なので、やっていくうえでたくさんお金を稼げること自体は素晴らしいことなんですけど、それは演者さん含めてがんばった結果でしかないわけで……。
ーーそれを目的にしてしまうと、演者がお金儲けのための駒になってしまいますよね。
ANCHOR:そう。あるいは運営側の承認欲求を満たすための駒ですね。そういう人たちの存在によって、アイドル業界全体がいつの間にか「そういうものだよね」という空気に支配されているのを感じるんです。僕はそういうものをすべて取っ払って、例えばよく耳にする経費削減のためにリハーサルスタジオに機材を持ち込んで録音するようなことはせず、しっかりとお金をかけたスタジオ設備など含めて、演者の待遇を手厚くしていきたい。そういう意味の「業界を壊したい」なんですよ。
ーーいつの間にか定着している“当たり前”に、「なぜ?」を突きつけたいわけですね。
ANCHOR:そう! その発言を僕が言ったことにしてもらいたいくらいその通りです(笑)。
パン・イケダ:あははは(笑)。
ANCHOR:要は順番が逆なんですよ。世間の評価にしろお金にしろ、ちゃんと愛情を込めて運営したうえで本当に売れたら、最後はメンバーやプロデューサー自身にも返ってくるものなんです。自分から取りに行くものではない。面白いもので、本当に売れているアーティストの周りにはそういう、演者を駒扱いする大人がいないんです。まだ始まってもいない模索段階ですが“本当に売れる”ということの意味を新しく定義するという気持ちでやっていきたいと思っています。
ーー素晴らしいです。
ANCHOR:僕もそう思います(笑)。
パン・イケダ:(笑)。
ANCHOR:本当にいいものを作るためにはいい環境が必要で、そこにはもちろん演者本人の強い意志も必要になってきます。バイト感覚でアイドル活動をしていては絶対に無理な話で……。
ーー先ほどの話で言えば、その態度は逆に“自ら駒になりにいっている”ことになりますもんね。
ANCHOR:そうです。これはうかつに言うのがちょっと怖いセリフなんですけど、できることなら「脱退がないグループにしたい」という思いが僕はすごく強いんですよ。
「武道館が出発点」「もっとワガママに…」このユニットで2人が目指したいこと
ーー志が高いですね。パンさんとナナさんがそれぞれここで目指したいものの話も聞いていいですか?
パン:私はずっと、日本武道館に立つことを目標に掲げているんです。というのも、最初に入ったのがBiSというグループだったんですけど、私は第2期メンバーとして加入したんですね。そもそも第2期BiSは「1期の方々がいろいろあって立てなかった武道館という目標を絶対に叶える」という目的で始まっていたので、言ってしまえばそれがすべてだったんです。でも結局叶えられないまま解散してしまって……私にとって武道館という場所は、キラキラした憧れの舞台でもあるけど、同時に呪いにもなっているところがあって。
ーーある種の刷り込みのような感じなんですかね。アイドル活動を始めたときの至上命題がそれだったから、まずはそこをクリアしないことには何も始まらない、というような。
パン:そうですね。だから武道館はゴールではなくて、出発点のような感覚なのかもしれないです。
イケダ:私はグループとしての目標ではないんですけど、ワガママになりたいんです。これまでの私は、人として“無”だったんですよ(笑)。みんなが「いい」と言えばそれをいいと言ってしまう、芯のない人間で。本当は思っていることがあっても言えなくて、人が求めているであろう言葉を言えてしまうし、求められているであろう行動を率先して取ってしまうタイプだったんです。それは高校1年生から事務所に入って仕事をしてきたことで身についてしまった処世術だと思うんですけど、それをやっていると結局いい子止まりというか、“私自身”を誰も求めてくれなくなってしまう。この世界、頭がおかしい人が勝つじゃないですか。だからもっとワガママになりたいなと思っていて。
ーーおそらく、ここでなら正しいワガママになれますよね。
イケダ:そうですね。ANCHORさんはきっと“お利口さん”を求めてはいないんだろうなと思いますし、今まで周りにいた大人とは違って、気を遣わなくていい感じがするというか(笑)。まだ出会ってそんなに時間も経っていなくて、そこまで関係性も構築されていないはずなのに、今回の新曲で書いてくださった歌詞を見たときに「えっ、私のことめっちゃ知ってるくない?」みたいな気持ちになったんですよ。そんな曲を作れる大人がこの世にいるんだ? と思って。
ANCHOR:前にパンさんからも「心の中に私たちと同じくらいの女の子を飼ってるんですか?」というようなことを言われたことがあって(笑)。それは結局、僕らが同じようなことに疑問を感じて同じようなことに怒りを覚えるということだと思うんですよ。年齢や性別は関係なくて。2人が僕の書いたものにちゃんと共感してくれたことで、「全員の言いたいことが共通してるんだな」という安心感もありましたし、「自分にもまだ20代の感性があるんだ」という喜びも感じられました(笑)。
パン・イケダ:あははは(笑)。
ANCHOR:僕は今まで歌詞に「死にたい」とか書いたことなかったんですよ。そういう物騒なワードにはレコ倫(レコード制作基準倫理委員会)も厳しいですから(笑)。でも、今回のアイドルプロジェクトからは解禁していこうと思っていて。美しい言い回しとか文学的にどうこうじゃなくて、死にたいと思ったら「死にたい」なんだよなっていう。人が弱っているときに本当に欲しい言葉というのはオブラートに包んだキレイな言葉じゃなくて、むき出しの原石みたいな加工前のものだったりすることもあるので。このプロジェクトでは、弱っている人にこそ必要とされる歌を作っていきたいなと思っているんです。
ANCHOR・パン・イケダが考える新メンバー像は?
ーーでは最後に、進行中のオーディションに関して「どんな人に入ってきてほしいか」というお話を聞かせてください。
イケダ:やっぱり、強気な子がいいですかね。バチバチやれる子。それこそ私がなかなか言いたいことを言えなかったりするので、ちゃんとぶつかってくれるといいなって思います。あと、かわいい子(笑)。目の保養です。
パン:私もナナちゃんも過去のグループ活動で不本意な思いをしてきて、「本当にここしかない」という気持ちでここにいるので、同じような過去を持っている子だったらモチベーションを合わせやすいのかなと思います。もちろんそうじゃなくても、アイドルが初めてでも全然いいので、とにかくやる気マックスな子に来てほしいです。
ANCHOR:「これに人生を賭けられるか」という志の部分が一番大事になってくるでしょうね。僕これよく言ってるんですけど、不幸というものはその手前に幸福があるからその落差によって作られるもので、つまり死にたいほどの大きな不幸を感じていないということは、それだけの幸せを味わっていないということなんですよ。それを味わおうと思ったら、本気で生きなければ無理だと思うんですね。だから最高のステージで最高のパフォーマンスをすることで「もう死んでもいいや」と思えるくらいの幸せの絶頂を味わったうえで、一緒に不幸になれるような人が来てくれたらいいなと僕は思っています。
ーーこれまた見出しですね。
ANCHOR:「どうか不幸になってください。」と書いといてください(笑)。
ーーつまり、その思想が「どう為ろうとも私達の最終回はこの場所だから。」というキャッチフレーズにつながるわけですよね。
ANCHOR:そうそう、そういうことです! うまく回収できてよかった。
パン・イケダ:あははは(笑)。
鬼才ANCHORが新アイドルオーディション開催 パン・ルナリーフィ、イケダナナ&最強布陣と創出するユニットに集まる注目
アニメ、映画、ゲーム、声優、アーティストへの楽曲提供/プロデュースで活躍するアーティスト・ANCHORが全面プロデュースを務める…
■オーディション概要
『ANCHOR PRODUCE 次世代IDOL UNIT AUDITION
』
主催:ANCHOR PROJECT運営事務局
サポート企業:株式会社サイバーエージェント/株式会社Donuts 他
公式SNS:Twitter(@a_idolproject)/YouTube(@a_idolproject)/TikTok(@a_idolproject)
公式HP:https://yaneuramarks.com/
プロデューサーSNS:
ANCHOR(鈴木大記)
Twitter(@anchor_suzuki)/Instagram(@anchor_sound)
確定メンバーSNS:
パン・ルナリーフィ
Twitter(@pan_pa__pan)/Instagram(@pan_pa__pan)
イケダナナ
Twitter(@altms_10)/Instagram(@altms_10_)
■審査概要
<応募要件>
経験未経験問わず、たった一度の人生、本気で上を目指して挑戦したい方、エントリーお待ちしております。
<エントリー期日>
√ α:2月21日(火)18:00〜3月4日(土)23:59
√ β:2月21日(火)18:00〜3月9日(木)23:59
・経験不問
・心身ともに健康
・16歳~28歳の女性
・現在、特定のプロダクション・事務所と契約のない方、または所属事務所に参加許可をとっている方
・踊ること、歌うことを楽しむことができる方
・トップクラスの挑戦であることを自覚し、相応の努力を惜しまない方
<エントリー方法>
1. 『ANCHOR PRODUCE 次世代IDOL UNIT AUDITION』の公式LINEを友達登録
公式LINE:https://lin.ee/KL1uY9f
2. 公式LINE宛に必要事項を送り、エントリーを完了してください。
そのほか、詳細な条件や審査項目等の詳細は公式HP内の下記ページよりご確認ください。
オーディション要項:https://yaneuramarks.com/