Stray Kids、豆柴の大群、THE RAMPAGE、NOA、Dragon Ash……2月22日リリースの新譜5作をレビュー
THE RAMPAGE『ROUND & ROUND』
「THE POWER」(映画『HiGH&LOW THE WORST X』主題歌)、「ROUND UP feat. MIYAVI」 (映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』日本版主題歌)、「KIMIOMOU」(ドラマ『キス×kiss×キス〜メルティングナイト〜』主題歌)、などを含む5thアルバム。R&B、ヘビィロック、エレクトロ、チルからニュージャックスウィングまで幅広いテイストを取り入れた音楽性、そして、川村壱馬、吉野北人、RIKUの“スリボ”による歌の表現を軸にしたスタイルをさらにアップデートさせた、らしさと斬新さを同時に感じさせる作品だ。リード曲「NO GRAVITY」は高揚感に溢れたダンスポップチューン。常に新しいものを掴もうとする姿勢を示したリリックは、このグループのスタンスに直結している。(森)
NOA『NO.A』
ドラマ『君の花になる』(TBS系)に登場するボーイズグループ・8LOOMにも参加したソロアーティスト、NOAの1stフルアルバム。『NO.A』とタイトルされた本作には、配信シングル「Just Feel It feat. Ayumu Imazu」「TAXI feat.tofubeats」のほか、BLACKPINKの楽曲を手がけているBekuh BOOMとのコライトによる「Lonely Hearts」、SUNNY BOY、UTAといったトップクリエイターとの共作曲、NOA自身が作詞・作曲した「Bad At Love」「Fireworks」などを収録。韓国での練習生時代に培ったスキルと経験を活かしながら、R&B、ヒップホップ、エレクトロなどを自由に行き来するカラフルなポップミュージックを体現している。滑らかなメロウネスが際立つボーカル、映像を喚起させるリリックも魅力的。グローバルに勝負できる可能性を持った逸材だ。(森)
Dragon Ash『25 -A Tribute To Dragon Ash-』
The BONEZ、ストレイテナー、ACIDMAN、山嵐、10-FEET、PES、ROTTENGRAFFTYなど同じ時代をともにしてきた盟友、そして、MAN WITH A MISSION、04 Limited Sazabys、HEY-SMITHなど2010年代以降に登場したバンドが参加したトリビュートアルバム。四半世紀に渡って“ミクスチャー”というスタイルにこだわり、追求してきたDragon Ash。本作から伝わってくる多様性、自由なアイデアと表現は、このバンドが築き上げてきた音楽的な達成をはっきりと証明している。個人的ベストトラックは、BRAHMANの詩情と激情が交差する「few lights till night」。アルバムの最後にはDragon Ashの新曲「VOX」を収録。壮大なスケールをたたえたバンドサウンド、シンガロング必至のメロディ、“その声を鳴らせ。君の気持ちを吐き出せ”という真摯なメッセージが響き合う新たなアンセムだ。(森)
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