Stray Kids、豆柴の大群、THE RAMPAGE、NOA、Dragon Ash……2月22日リリースの新譜5作をレビュー

 毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は2月22日リリースのStray Kids『THE SOUND』、豆柴の大群『MAMEQUEST』、THE RAMPAGE『ROUND & ROUND』、NOA『NO.A』、Dragon Ash『25 -A Tribute To Dragon Ash-』の5作品をピックアップした。(編集部)

Stray Kids『THE SOUND』

 ミニアルバム『ODDINARY』が、米ビルボードのメインチャートで1位を記録し、ワールドツアー『Stray Kids 2nd World Tour "MANIAC"』のさいたまスーパーアリーナでのアンコール公演も大盛況に終わったStray Kidsが、日本1stアルバムをリリースする。音楽への飽くなき情熱を静と動のコントラストで魅せるリード曲「THE SOUND」にはじまり、愛する人のいない孤独を歌った切ないバラード「Lost Me」、美しいメロディラインが胸を揺さぶるピュアな失恋ソング「There」など、全10曲中、日本オリジナル楽曲は7曲。そのうち「DLMLU」はHyunjin (ヒョンジン)が、「Novel」はSeungmin(スンミン)が作詞作曲に携わり、いつも楽曲制作を担当している3RACHA以外のメンバーのクリエイティビティも垣間見ることができる。また「CASE 143」「ソリクン」「CHILL」は日本語バージョンを収録と、日本のファンへのサービスを盛り込みながら、Stray Kidsの世界観をあますところなく表現した1枚に仕上がった。(渡部)

Stray Kids 『THE SOUND』 Music Video

豆柴の大群『MAMEQUEST』

 前作『まめジャー!』以来約2年ぶりで、新メンバーにレオナエンパイア、モモチ・ンゲールを迎え6人体制となった本作は、タイトルにも表現されているように、全体を通してゲームをイメージさせる楽曲が並ぶコンセプチュアルな仕上がり。冒険に出る勇者のごとく疾走感のあるリード曲「MUST GO」や「マラマーラ」を経て、傷つきながらも日々を生きるリアルな心情を込めた「kill me holy slowly」や「Re:Birth」で一旦チルアウト。その後は「やったぁ!クリアだ!おめでとぉ!」と快哉を叫び、「暖かくてね冷たい夜を越えて」で次なるステージへと歩み出す。作家陣にはHi-yunkことKENJI03(BACK-ON)や木幡太郎(avengers in sci-fi)、大森靖子、須藤寿(HiGE)、ヒャダインこと前山田健一、清 竜人らが参加。豪華メンバーとのコラボも“新生・豆柴の大群”を強く印象づける。(渡部)

豆柴の大群「MUST GO」MUSiC ViDEO

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる