伊藤彪流・大宮黎亜・黒田翼・中里竜進が語る、オーディション『WARPs DIG』の舞台裏　切磋琢磨が生む成長ドラマ

「Season2は全然自分が出せなくて悔しかった」（RYUSHIN）

ーー“魅せるダンス”という部分にも通ずるのかもしれませんが、ダンサーっぽい踊り方とアーティストっぽい踊り方は何が違うのでしょうか。

TSUBASA：やっぱり表情ですね。僕、本当に表情が硬かったんです。『WARPs DIG』が始まるまではクリアでキレイな踊りはできるけど、ただそれだけ。「ロボットみたいな踊り方」ってよく言われていました。でも今は、もう少し血が通った踊り方ができるようになってきているんじゃないかなって。RYUSHINはどう？　ダンスから始めたんだっけ？

RYUSHIN：僕は最初からダンス＆ボーカルのアーティストを目指していたので、歌とダンスを同時に始めました。なので、ダンサーをやったこともなければ、ダンスバトルもやったことがなくて。しかもSeason2の予選で負けちゃったので、全然自分が出せなくて悔しかったんです。そんな中、Season2.5に出られることになってやっと結果を出せる場が来たって喜んでいたのですが、とは言えTAKERUやTSUBASAみたいにすごく上手く踊れる実力もなくて。でも、Season2.5のバトルが終わった時にみんなから「楽しそうだったよ」、「表情がイキイキしてた」って言ってもらえたんです。そこで、ダンス歴が短かったとしても見ている人を魅了できるんだと気づきましたね。

ーーなるほど。そして直近で言うと、REIAさん、TSUBASAさん、TAKERUさんは韓国合宿に参加したとお聞きしています。

TAKERU：世界的に有名なダンススタジオに行ってきました。すごいと言われているダンサーの方々に教えていただいて新鮮でしたし、「THE 韓国」といったダンスも学ぶことができました。あと、レッスンの時の服装。向こうの方々って、ダウンジャケットを着て踊るんですよ。

REIA：韓国はレッスンの時も見た目を重視するんです。日本はそこまで気にしないじゃないですか。暑いから半袖、みたいな。韓国は暑くてもシルエットが綺麗ならダウンを着るんです。日本だったらあり得ないですよね。

TSUBASA：なんなら、ちょっと白い目で見られてしまいそう。

TAKERU：「なんでダウン！？」って。韓国の方々はめっちゃオシャレでした。

TSUBASA：あとは踊り方も学びがありました。日本のレッスンだと短時間で振りを綺麗に踊るっていう側面が強いですけど、向こうの方々は自分の色を追加するんです。なんなら振りが変わっちゃってるくらい。でもそれぐらいやったほうがピックアップしていただけるんです。めっちゃ上手い子も2割くらい振りが変わっていました。

TAKERU ：たしかに。教えてもらった振りの後にフリースタイルをやるっていう。

ーーえ、勝手にってことですか？

TAKERU：そう、勝手に（笑）。僕も真似してやってみたんですけど、めちゃくちゃ盛り上がってくれました。「うぉ〜！」って。

REIA：すごかったよね。しかも、盛り上げようと思って言ってるんじゃなかった。

TSUBASA：TAKERUのダンスがやばかったから、みんな必然的に盛り上がってる感じだったね。REIAは久々に韓国に行ってどうだった？

REIA：日本に帰ってきてもう2年くらい経ったんだけど、徐々に韓国のダンススタイルを忘れてきてしまっていて。でも思い出した。日本とは違う素晴らしさがありました。

TAKERU：ホテルまでのバスで1人でめっちゃテンション上がってたよね（笑）。「ここ見たことある景色！」って。

TSUBASA：「ここ行ったことあるよ！」、「これ懐かしいんだけど！」ってね（笑）。

REIA：慣れ親しんだ場所の近くにホテルがあったので、一気に蘇ってきたんです！

TSUBASA：夜、一緒に散歩していたらいきなり「わー！」って騒ぎ出して。「待って、この近くに僕がいた寮がある！」って（笑）。

REIA：楽しかった〜！

ーーその光景が目に浮かびます（笑）。RYUSHINさんは、Season2.5のバトルを終えたそうですが、心境や手応えはいかがですか？

RYUSHIN：やりきりました！　Season2.5があると知ったのが、12月のWARPs ROOTSのワンマンライブが終わった直後。それからは本当に怒涛の日々でした。韓国合宿に行ったメンバーもいるし、日本に残っているメンバーもダンスイベント『GKKJ（下剋上）』のリハーサルがあったし、なかなか直接コミュニケーションが取れなくて……。3日くらいで2曲仕上げました。しかも、多くのメンバーがクリスマス近辺に体調を崩してしまって。僕もしんどい中、クリスマスとイブに8時間くらいスタジオに籠って練習をしていたんです。ふと外を見たら、クリスマスだからみんな楽しそうに街を歩いてるんですよ！　それを見て「絶対この努力が無駄にならないようにかましてやる！」と思って。みんな時間がない中で作り上げたので荒削りな部分もあったと思いますけど、気持ちが強く出ていました。（3人に向かって）見ていて伝わったでしょ！？

REIA・TSUBASA・TAKERU：圧がすごい（笑）！

RYUSHIN：これはもう絶対に勝たないとダメだと思って全力でぶつかりました。どうなったかは、YouTubeの本編をチェックしてください。絶対面白いし、良い動画になっていると思います。「WARPs DIG」で検索！

「スキルだけじゃなく、気持ちの部分も見てほしい」（TSUBASA）

ーー楽しみです！　そんなSeason2.5を経て、オーディションは残り100日を切り、Season3も始まります。磨いていきたいスキルや注目してほしいポイントを教えてください。

REIA：作品のクオリティやスキルを、もっと更新していかなければいけないと思っています。ダンスの技術はもちろん、チームでの見せ方をもっとレベルアップしていきたいですね。そして、歌も加わってくると思うのでダンスと歌の両方を完璧にすることが今の目標です。今以上に練習して、Season3も優勝を目指します！

TAKERU：Season2とSeason3の間が結構空きましたが、その間も僕らは練習を重ねてきました。その練習の成果、積み上げてきたものを存分に発揮していきたいです。僕はダンスの方が得意ですが、歌も大切。Season3では歌に自信を持ってパフォーマンスできるように、これからも練習を続けていきたいです。

TSUBASA：僕も。ダンスにおいては自信を持って気持ちを前に出せるのですが、Season2でラップが入ってきた時には気持ちを前に出せないまま終わってしまったことがあって。それが悔しかったので、「人生をかけてデビューを勝ち取るんだ」という気持ちを歌に乗せたいです。スキルだけじゃなく、気持ちの部分も見てほしいなと思います。

RYUSHIN：Season3、4では、グループの中でアーティスト性を持ってどれだけ輝けるかを見せたいです。誰よりも自分で自分のことを理解して、把握しつつ、これまで戦って得た経験や気持ち、各イベントで培ってきたものを最大限活かしたいですね。『WARPs DIG』を通して得た全てを融合して、視聴者の方にも自分の全てを届けられるようなパフォーマンスをするので、注目してください！

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