増田貴久は『夕暮れに、手をつなぐ』サプライズ出演 小山慶一郎、加藤シゲアキ…NEWS、個人活動の充実を経て20周年へ
昨年、作家として10周年を迎えた加藤シゲアキ。2022年9月には、作家生活10周年を記念して加藤自ら企画・編集した書籍『1と0と加藤シゲアキ』を刊行。また昨年はかねてからレギュラー出演している『タイプライターズ~物書きの世界~』(BSフジ)がリニューアル。加藤が単独MCとして番組を担い、作家や作品の魅力を伝えている。初回放送では緊張した様子ではあったが、小説などの文学作品のこととなると熱量が溢れていたのが印象的だ。昨年12月には東洋紡の企業広告キャンペーンに起用され、同社の事業テーマである「フィルム」「ライフサイエンス」「環境・機能材」を基に、加藤が従業員に取材を重ねてオリジナルストーリーを書き下ろした。これまで様々なCMキャラクターに起用されてきたが、加藤が手がけた作品で企業をPRするという新しい角度でのコラボレーションを開拓した。
アイドル兼作家としての道を切り開いてきた加藤。手がけた作品は映画や舞台となって世に届けられ、それが後輩へ出演のチャンスをもたらし、加藤が脚本を手掛けるなど自らの新たな挑戦へとつながる。加藤のエッセイ『できることならスティードで』には、“円環”にまつわるエピソードが登場するのだが、彼の持つパイオニア精神は、加藤を起点とした一連の流れと重なる。
昨年はアルバム『音楽』をリリースしたNEWS。音楽作品、ステージ演出ともにより一層ブラッシュアップした世界観を打ち出した。彼らが歌うエールソングやバラードの説得力、NEWSならではのロックや独自の世界観も厚みを増す。それもどんなことがあっても走り続けてきたからこその、継続の力を感じる。結成20周年を前に、ソロ活動とグループ活動の充実、そのバランスの取れたNEWSがやはり魅力的だ。
























