兎田ぺこら、「全人類 兎化計画!」で“兎年”迎えた2023年の飛躍を宣言 「みんなを兎化させて世界を兎だらけに……」

兎田ぺこら、兎年”の飛躍を宣言

 兎年である2023年を迎えるとともに、“全人類兎化計画”を発表したホロライブ所属のバーチャルYouTuber・兎田ぺこら。元旦にオリジナル曲「全人類 兎化計画!」をリリースし、12年に一度しかない“ぺこら年”の狼煙を上げた。過去のオリジナル曲ではポップな中毒ソングで野うさぎ(兎田ぺこらファンの総称)を魅了してきたが、今回は作詞曲に前山田健一(ヒャダイン)、編曲に藤原燈太を迎え、どんな楽曲になったのか。ぺこらへのメールインタビューと共に「全人類 兎化計画!」の魅力を紐解いていきたい。

【MV】『全人類 兎化計画!』【ホロライブ/兎田ぺこら】

 ぺこらはこれまで、ソロとしては3曲のオリジナル曲をリリースしている。作詞・畑亜貴、作曲・俊龍のタッグで生まれた応援ソング「ぺこらんだむぶれいん!」。ナナホシ管弦楽団が手掛け、MVでは2人のぺこらが“野うさぎ”を取り合うようなストーリーが展開される「いいわけバニー」。そして3周年3Dライブにて披露された、ナユタン星人制作の「ララララビット!!」。いずれも一度聴けば耳に残る、キャッチーなアップテンポナンバーだ。

 今回の「全人類 兎化計画!」もぺこららしい歌詞やストーリーのあるMVなどで楽しませつつ、特徴的なのはセリフやコール、そしてヒャダイン感万歳の電波サウンド。本人は「2023年=兎年の始まりにぴったりな、とっても可愛くて口ずさみたくなるような曲にな
りました!」と紹介する。

 この曲は彼女が掲げる“全人類兎化計画”のテーマソング的立ち位置にある。それゆえコミカルなパートも多いが、時折〈ぺこ ぺこ ぺこり 頭下げてないで〉〈視線はうえ! 自信持って 自分は自分!って笑っちゃお〉など、現実を生きる私たちの背中を力強く押してくれる、まっすぐな歌声にほだされてしまう瞬間もある。

 楽曲制作にあたって、前山田へは「タイトルにもある“全人類兎化計画”を2023年からやっていくぞ!という気持ちがしっかり出るように、それでいて兎田ぺこら感もしっかり歌や歌詞に表れている曲にしてほしい」とオーダーしたそう。その仕上がりについて、本人は「一言でいうと『めっちゃ良いっ!!!』でした。〈ね・うし・とら・う!うーうーうー!〉という掛け合いやセリフがたくさんあったりして、聴いている人も一緒に歌いたくなるような楽曲だと思いました!」と振り返った。

 曲の最後には、無事“全人類兎化計画”を果たしたぺこらの、柔らかくも高らかな笑い声が響いていく。このように今回の曲では随所にぺこらのセリフや笑い声が盛り込まれているが、実は笑い声の収録には苦手意識があったのだそう。「でも、歌っていると自然に笑い声が出るようになってきて、本当に“全人類兎化計画”が始まるんだという気持ちになりました」。

 セリフや笑い声については、今回の収録を通して特に本人が意識したところとしても挙げている。「自然な感じに聞こえるように頑張りました。収録となると緊張しちゃって、違和感のある声になることもあるんです。今回は前山田さんのディレクションのおかげもあって、ぺこららしさを出せたかなと思います! ぺこらっぽい、イキっている小悪党感が出てるんじゃないかな」。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる