櫻坂46 三期生メンバー紹介(後編) 遠藤理子、石森璃花、谷口愛季、村山美羽……ダンスエリートから新たな“大不思議”まで

谷口愛季(たにぐち あいり)

谷口愛季

 山口県出身、高校2年生の谷口愛季は、Perfumeの3人やBABYMETALのSU-METAL(中元すず香)、元モーニング娘。の鞘師里保など、名だたるトップアイドルたちを輩出してきた名門・アクターズスクール広島に幼稚園の頃から通っていたという。幼少期からの英才教育の賜物か、まるで太陽のように明るくハキハキとした表情で、山口県・錦帯橋から撮影を始めた。

 そんなエリートな経歴を持つ谷口も、裏では普通の17歳。好きな食べ物を挙げ始めると、梅干し、ジャーキー、サラミ、生ハム、里芋の煮っ転がし、牛タン、牛すじ……と止まらない。日本一ソフトクリームの種類があるという店「むさし」に立ち寄りスイーツを頬張れば「めっちゃ美味しい」と幸せそうな表情を浮かべる。ステージ上でパフォーマンスする姿と、裏でのあどけない表情のギャップに人気が集まりそうだ。

 最後にアクターズスクール広島の恩師のもとへと挨拶へ。谷口は朝から晩まで厳しいレッスンを受けていたという。しかし今ではそれも良い思い出。当時を懐かしみつつ、過去の努力が今に繋がっていることを伝えた。

 谷口は「選んでいただいたからには、絶対に全力で頑張らないといけない」「後悔しないように、これからの日々を過ごそう」「どのポジションにいても見てもらえるように頑張ります」とこれからの活動への意気込みを口にする。厳しいレッスンで磨いてきたパフォーマンススキルと、その前向きな姿勢で、グループを牽引するメンバーとなりそうな予感だ。

櫻坂46 三期生 Vlog「谷口 愛季」

村山美羽(むらやま みう)

村山美羽

 個性的なメンバーは、個性的なメンバーを好きになるという系譜がある。二期生の増本綺良を推しメンに挙げたのが、東京都出身17歳の村山美羽。村山は黒い服が好きで「街で黒い服を着ている人がいたら私です」と変わったアピールをする。自分のペンライトの色は黒がいいらしいが、もちろんペンライトのカラーに黒はないため、「もし推してくれる方がいたら何も持たずに頭の色を見せてほしい」と伝えた。

 こうしたセンスはVlogそのものにも表れている。自分の出身地の地元で撮影するメンバーが多い中、村山は櫻坂46の2ndシングル曲「BAN」のMVのロケ地である兵庫県の淡路夢舞台にて撮影。いわゆる“聖地巡礼”を敢行し、「ここは大好きなお顔の大園さん(大園玲)が踊っていた場所」などと、さながらグループの大ファンといった様子で撮っていった。

 この日はあいにくの天候。時おり傘を差しながらの撮影となったが、それもまた村山の醸し出す独特の雰囲気に合っているように感じる。曰く表情は豊かな方で、変顔も得意。年上が好きで、中学〜高校生の頃は女性の先輩とずっと仲良くしていたという。そのため、すぐにグループの先輩とも馴染めそうだ。そして最後に「案外道が狭くて、先輩たちの身体の細さを実感しました」とユニークな着眼点を見せた。

 小さい時から絵を描くことが大好きだという村山は、MVで最も印象的なシーンの舞台となっている場所のスケッチを披露した。その絵では、一人の少女が右腕を力強く突き上げている。村山は「真ん中にいるのは私っぽい人です」と言う。その絵は、特徴的な形状の背景も相まって、大きなドーム会場のど真ん中で踊っている村山の未来を描いているように見えた。

櫻坂46 三期生 Vlog「村山 美羽」

※1:https://realsound.jp/2023/01/post-1237982.html

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