NiziU、あたたかな人柄がにじみ出たドーム公演最終日 ユニットステージではそれぞれの強みと成長を実感
12月18日、NiziU初の東阪ドーム公演『NiziU Live with U 2022 “Burn it Up”』の最終公演が京セラドーム大阪にて行われた。自身初の単独アリーナツアーを10月に終え、11月にはデビュー後およそ1年11カ月という女性アーティスト史上最速記録で東京ドームの舞台に立った彼女たち。今回の公演では多彩なパフォーマンスに魅了されたのはもちろんのこと、メンバーが公演中にNiziUに関わるすべての人たちへの愛と感謝を何度も告げていた姿が印象的だった。本稿ではそんな彼女たちの人柄のにじみ出るあたたかな空間となったドーム公演最終日をレポートする。
会場が暗転すると、オープニング映像が流れた後、目の覚めるような赤に銀色のラインストーンが映える衣装をまとったメンバーが登場。1曲目に一部がオーケストラサウンドにアレンジされた「Step and a step」、続けて「Take a picture」をパフォーマンスしてMCへ。「大阪の皆さん、元気ですかー!」とメンバーが会場に手を振りながら挨拶すると、AYAKAが「今日は特別な日になりそうなので、一緒に楽しみましょう」とコメント。RIKUはグループ初のドーム公演について、「昨日もやったんですけど、まだこの大きさに圧倒されています。本当に嬉しいです。ありがとうございます」と感想を述べた。
再びパフォーマンスパートに移ると、まずは9人の子どもたちが登場し、公園で遊ぶかのような演出がスタート。その後舞台に姿を現したメンバーと子どもたちで短いダンスを披露し、プレデビュー曲「Make you happy」をパフォーマンスした。ラストのサビでは子どもたちと一緒に“縄跳びダンス”を踊るシーンも。続けて「ASOBO」「Poppin' Shakin'」とNiziUの代表的なポップナンバーを披露し、キュートな魅力が詰まったステージで会場を盛り上げていった。
続いて、白と黒の衣装に着替えたメンバーが、これまでのステージとは雰囲気を大きく変えてバラードを披露。新曲の「Blue Moon」から「9 colors」「Twinkle Twinkle」をしっとりと歌い上げた。映像の後にNiziUオフィシャルキャラクター・NIZOOとメンバーが登場すると、〈遊び尽くそう Fun, fun, fun〉のフレーズが印象的なポップナンバー「Wonder Dream」を軽やかにパフォーマンスした。
そして中央ステージに移動し、「Joyful」を披露。MAKOやMAYA、MIIHIがはじけるような笑顔でファンを魅了しながらも、RIMAとMAYUKAのテンポの良いラップがアクセントとなり、楽曲の世界観へと見る者を引き込んでいく。思わずこちらも笑顔になってしまうようなキュートでポップなステージをつくりあげた後、「WithU(NiziUのファン)、楽しんでますかー!」という会場への呼びかけから2度目のMCへ。ここまでのパフォーマンス内容に触れながら、MAKOが新曲「Blue Moon」はWithUのおかげでできた曲だと解説すると、MAYUKAが「「Blue Moon」を歌うときは、WithUのことを想って歌っています」と会場を埋め尽くすファンに向けて語りかけた。
そして、クールなダンスナンバー「虹の向こうへ」を披露した後、間奏の一糸乱れぬダンスが印象的な「Boom Boom Boom」をパフォーマンス。彼女たちの磨き込まれた表現力に圧倒された。