INI、大躍進の2022年を振り返る　王道だけでなく新しい道も拓くバランスの取れた1年に

　2022年、多くのボーイズグループが活躍を見せた。そのうちの1組であるINIもまた、幅広い活動をして次々と新しい一面をファンに届けてくれたのではないだろうか。そこで、INIの2022年を改めて振り返ってみたい。

　まず2022年の年始、初の冠レギュラーラジオ番組『From INI』（TOKYO FM）の放送がスタート。毎週軽快なトークでリスナーを楽しませており、トーク力アップにも繋がる場になっているようだ。実際同番組スタート以降、ラジオ番組への出演も急増しているように感じる。さらに、YouTubeコンテンツの「INIフォルダ」もスタート。「INIがまだ発揮できていない新しい魅力を見つけてどんどん記録していく」という趣旨のもと始まったコンテンツで、パフォーマンスだけでは見えない彼らの素顔が映し出されている。等身大な姿を見ることで、より一層INIというグループの魅力がわかるようになったのではないだろうか。

　パフォーマンス面においては、3月に『第36回日本ゴールドディスク大賞』Best5 new artists（邦楽部門）を受賞。デビュー5カ月目にして早くも存在感を示すと、4月20日に2ND SINGLE『I』をリリース。オリコン週間シングルランキング、Billboard JAPAN 週間シングル・セールス・チャートでいずれも1位を獲得した。そのプロモーションでテレビや雑誌、ラジオなど多くのメディアに出演して爪痕を残してきたことで、これまで以上に彼らの姿を見ることが多くなっていく。テレビ番組『Da-iCE music Lab』や『BE:FIRST TV』（ともに日本テレビ）に出演し、ボーイズグループ同士の交流を見せたことも記憶に新しい。お茶の間に向け「INI」という名前を広めていく一方で、『北海道日本ハムファイターズ2022東京ドーム開催supported by JACC』でもパフォーマンスを披露。野球という異なるジャンルのファンへもアプローチをしていった。また、9月には初の野外フェス『WANIMA 1CHANCE FESTIVAL 2022』に出演。ここでも観客へINIのパフォーマンス力を見せつけていた。

　さらに、彼らにとって欠かせないイベントと言えば韓流文化体験とコンサートが融合したKカルチャーフェス『KCON』だ。2022年も5月と10月に日本で開催された『KCON』に出演を果たしたが、それだけに留まらず8月にはアメリカ・ロサンゼルスで開催された『KCON 2022 LA』にも出演。アジア外で初のパフォーマンスを行ない、“グローバルボーイズグループ”としての大きな一歩を踏み出していた。そんな『KCON 2022 LA』の熱が冷めやらない8月24日には、3RD SINGLE『M』をリリース。またもやオリコン週間シングルランキング、Billboard JAPAN 週間シングル・セールス・チャートで1位を獲得し、人気を不動のものへとしていったのであった。