大橋トリオ、ROTH BART BARON好きも必聴 高知の宅録アーティスト・ハナカタマサキが織りなす繊細なアンサンブル
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宅録アーティスト・ハナカタマサキが高知の自宅スタジオにて、3年半の制作期間を経て完成させたニューアルバム『Small Melodies』が必聴だ。
ハナカタマサキは、1979年生まれの山梨県出身で現在高知県在住の宅録アーティスト。作詞作曲はもちろんのこと、ほぼ全ての楽器を演奏し、録音からアートワーク〜アニメーション制作まですべてを一人で行うマルチな才能を持っている。2014年に1stアルバム『Lentment』を発表して以降数多く作品をリリースしてきたハナカタマサキは、自身の音楽活動以外にもTV番組やCM、舞台といった様々な音楽を手がけるなどその活動の幅は広い。近年は自身のYouTubeチャンネルにて、ミュージックビデオ以外にも実際の制作の作業風景を公開したり、自身の活動にまつわるトーク映像を収めたシリーズ『PENTACOAST TV』を投稿し、ネット時代に適応した活動を展開している。
そんなハナカタマサキが10月12日にリリースしたニューアルバム『Small Melodies』は、作品の端々から多くのアーティストからの影響が見て取れる。例えば、生楽器の素材の良さを全面的に押し出したナチュラルでオーガニックな音作りには、シンガーソングライターの大橋トリオを連想した。特に「Small Melodies」や「予報」、「Holy Owl」といったメロディアスな楽曲にその要素を強く感じる。また全体的な印象として、北欧の大自然や森の澄んだ空気を含んだような、どこか神秘的な雰囲気をまとった音楽性には、ROTH BART BARONを引き合いに出してもよさそうだ。