東村芽依&濱岸ひより、自然と笑いを生む絶妙な掛け合い 日向坂46の外に広がるスポーツや演技の活躍も

 また2人の個性が発揮されたのが、11月20日放送の『ひなあい』だ。「メンバー愛が強いのは誰だ!秋のG1 日向坂ダービー2022!」と題し、メンバーが様々な企画に挑戦する中で、誰が1位になるのかを当てるというもの。日向坂きっての運動キャラである東村は、まずボレーシュートを決める企画で1位に。次のダンボール早潰しは、積み上げた段ボールを崩さず運ぶまでが競技だったのだが、東村は自分の身長の倍ほどまで高く積まれた段ボールを丁寧に運び、こちらも勝利。自分を“猫”だと言う東村だが、淡々と企画に参加しているように見えて、真剣に勝負に取り組み、その運動能力の高さで期待に応えていく魅力が存分に発揮された。

 また、春日に気づかれずに楽屋の物を盗む楽屋泥棒競争では、濱岸が袖に黒ひげ危機一髪の剣を次々と入れたり、すまし顔で背中に隠したりと、持ち味を活かして企画にしっかりと応えていく。こうした企画でこそ、個性的な笑いを生み出せる2人を見ていると、改めてグループに欠かせない大事な存在に成長していることも感じられた。

 東村は身体能力を活かして、年末の『SASUKE』(TBS系)に2年連続での出場が決定している。昨年は目標に掲げていた番組出演が実現するも、あっという間にチャレンジが終わってしまったが、今年は彼女のリベンジに期待したいところ。濱岸は、コロナ禍で延期となっていた舞台『オッドタクシー 金剛石は傷つかない』の上演が来年1月に決定。女優としての才能はドラマ『ボーダレス』(ひかりTV)で盲目の少女を演じた際に垣間見せていたが、ミュージカルや宝塚が好きな濱岸だからこそ、今作が女優としての大きなターニングポイントになるのは間違いないだろう。年末年始も、東村と濱岸は個性を花開かせて活躍の場を広げていきそうだ。

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