2022年の『紅白歌合戦』は新時代の台頭告げる面々に? Ado、Creepy Nutsらの出場可能性も予想
毎年12月31日に放送される『NHK紅白歌合戦』。今回で通算73回目の開催となるが、早くも連日のように出場内定者の報道があり、「いよいよ」というムードが漂ってきている。
「内定」とされているアーティストのなかでも注目をあつめているのは、やはり初出場組。SKY-HIが手塩にかけるデビュー2年目の7人組ボーイズグループ・BE:FIRST、サバイバルオーディション『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生した11人組ボーイズグループ・JO1、HKT48やIZ*ONEで活動していたSAKURA(宮脇咲良)が所属する韓国の5人組ガールズグループ・LE SSERAFIM、同じく元IZ*ONEのYUJIN(ユジン)やWONYOUNG(ウォニョン)らを擁するIVEなど、新時代の台頭を告げるような面々が顔を揃える可能性が高い。
また、7曲がサブスクリプションでの累計再生数1億回を突破しているVaundy、「いつか」「シンデレラボーイ」で知られるスリーピースバンド・Saucy Dog、アニメ『「鬼滅の刃」遊郭編』の主題歌「残響残歌」などを担当するAimerらも「当確」が伝えられている。加えて、注視したいのがKing & Princeの動向。2023年5月22日をもって平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の脱退が発表されており、もし出場となれば現体制最後の『紅白』となる。
Adoは「顔出し」どうなる? ヒップホップ勢はCreepy Nutsに注目
今回の『紅白』は、サブスクでの再生回数はもちろんのこと、TikTokやTwitterなどSNSで「トレンド」として流行したアーティストを選出する傾向もさらに強まるのではないだろうか。そこで当記事では、すでに有力視されているミュージシャンはもちろんのこと、意外と思われるところまで大胆に出場者を予想したい。
まず最注目は、Adoだろう。2022年も「新時代」「逆光」「私は最強」など、自身がウタの歌唱パートを担当した『ONE PIECE FILM RED』関連楽曲が大ヒット。各メディアの『紅白』出場者予想では1番人気と言えるほど、必ず名前が挙がっている。ただ、出場の鍵を握りそうなのが「顔出し」である。メディアでその素顔を見せないまま活動を続けているAdo。姿を見せずに歌唱するのは異例とあって、シルエットだけ見せるなどさまざまな演出も考えられるが、ギリギリまで粘り強く交渉をおこなうのではないだろうか。
ここ2年、出場濃厚とされながら落選し続けているCreepy Nutsも機運が高まっている。ヒップホップグループにとって『紅白』の壁は厚いとされており、1995年にEAST END×YURIがヒップホップ勢として初めてその舞台に立って以降、2000年代はKICK THE CAN CREW(2002年)とnobodyknows+(2004年)、2010年代は1組も見当たらなかった(ただしDA PUMP、FUNKY MONKEY BABYS/現:FUNKY MONKEY BΛBY'Sなどヒップホップテイストを楽曲におりまぜたグループは何組か出場している)。しかし2021年にケツメイシがヒップホップグループとして久々に出場。『紅白』自体が出場アーティストの多様化を推し進めていることに加え、テレビ番組にも数多く出演して幅広い年齢層に知られるようになったCreepy Nutsであれば、初出場の可能性は十分にある。