8LOOMメンバー分析 第3回:古町有起哉=綱啓永、持ち前の明るさでグループを盛り上げる最年長

 そんな有起哉を演じるのは、綱啓永。綱は、2017年『第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリを受賞し、芸能活動をスタートしている。2018年に『文学処女』(TBS系)にてドラマデビューを果たすと、翌年『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にてメルト/リュウソウブルー役を演じ、知名度を一気に上げたことは記憶に新しい。その後もコンスタントにドラマや映画、舞台に出演。2022年だけでも『デキないふたり』(テレビ朝日系)、『インバージョン』(TBS系)、『武士が、マックで店員になった件。』(関西テレビ)、『ラブシェアリング』(ひかりTV)、『-50kgのシンデレラ』(Paravi)など多くの作品で存在感を示している。こうして多くのチャレンジをして成果を出してきた綱は、今回有起哉役で未経験だった歌とダンスに挑戦しており、週5〜6日練習をして努力を重ねていたことも明かしている。その努力の成果なのか、持ち前の才能なのか、そのパフォーマンスは未経験とは思えない完成度だ。例えば、デビュー曲「Come Again」ではメロディがガラリと変わるBメロを担当。明るくパンッと張った歌声は印象に残り、有起哉というキャラクターを表しているかのようだ。ダンスもクオリティが高く、周りのメンバーと息の合った様子を見せてくれている。舞台をやっていたこともあってか、パフォーマンス中の立ち姿も美しい。さらに、ボーイズグループのメンバーらしいキラキラ感も伝わってくるのは、様々な役で表現力を磨いてきた綱だからこそなのだろう。

 そんな綱自身も、どことなく有起哉を彷彿させる人物。ドラマの裏側に迫ったバラエティ番組『8LOOM ROOM〜君花アフターパーティー〜』(Paravi)では進行に沿って笑顔を見せつつ、所々でツッコんだりエピソードを語ったりして場を盛り上げている。ライブMCでは、楽しそうに前へ出てはしゃぐ場面もあった。それによって一層の盛り上がりが生まれていたことは言うまでもない。劇中でも現実でも、グループを盛り上げている綱。同作をきっかけにより多くの作品に出演したり、仕事の幅が広がっていくのではないだろうか。そして『君の花になる』の中でも、有起哉としてしっかり存在感を見せてくれるはずだ。

■放送情報
火曜ドラマ『君の花になる』
TBS系にて、 毎週火曜22:00~22:57放送
出演:本田翼、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、志田彩良、菊田竜大(ハナコ)、川津明日香、木南晴夏、宮野真守、内田有紀、竹中直人、夏木マリ
脚本:吉田恵里香
プロデューサー:黎景怡、宮﨑真佐子
演出:坪井敏雄、加藤尚樹、宮崎陽平
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kiminohananinaru_tbs/
公式Twitter:@kimihana_tbs
公式Instagram:kimihana_tbs
公式TikTok:@kimihana_tbs

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