中居正広が自らの言葉で伝えた休養の背景 “中居節”の中に感じる、恩を仕事で返すスタンス
11月5日放送の『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)で、中居正広が番組の最後に1カ月の休養に入ることを報告した。その前日、11月4日には事務所から発表をしていたが、出演番組で自らの言葉で経緯について明かした。
番組は通常通り直近のニュースを取り上げ、中居も見聞きしたエピソードを交えながら、時には笑いも盛り込んで進行。そしてエンディングで休養について語った。中居は「今日のこの放送をきっかけに、1カ月ほど休養を取らさせていただくことになりまして」と切り出し、「先日体調を壊しまして復帰したんですけども、お医者さん……先生と番組スタッフと話して、じっくり今日から1カ月活動を止めて、お休みをさせていただくこととなりました」と報告。「見ての通りちょっと痩せたでしょ?」と襟に手を当てながら続け、体力と筋力が落ちていることから、リハビリを含めてコンディションを整えると、休養を決断するまでの経緯を説明した。
また、同日深夜に放送の冠ラジオ番組『中居正広 ON & ON AIR』(ニッポン放送)でも本件に触れた。公式サイトで発表した文章について「“弊社所属タレント中居正広について”ってさ、これ自分で書いてるんだよ(笑)」「ダサくない?」などと笑いを交えながら語り、1カ月を目途に年末にかけて復帰できればと丁寧に説明。いつもより声がやや細く感じたが、明るさを保ちユーモアは健在、中居節を通してリスナーに伝えた。
中居はSMAPのメンバーとして、そしてMCとして誰の目にも明らかな多忙ぶりで駆け抜けてきた。独立後も社名に掲げた“のんびりなかい”とは対照的に、これまでと変わらぬ勢いで様々な番組に出演。今年7月16日放送の『音楽の日』(TBS系)を目前に急性虫垂炎で入院し、手術を受けたものの早々に復帰していた。7月22日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では、『音楽の日』についてTBSアナウンサーの安住紳一郎、中居の代打を務めた江藤愛と共に番組を振り返った。中居は病室で番組を視聴していたといい、2人の進行について「グズグズしてほしかった」などと冗談を交えながらコメント。ラジオでも当時の様子について語り、体調の異変を受けて自ら救急車を呼んで病院へ行ったこと、搬送されるにあたっての服装についても笑いを交えながら明かした。
10月に入り、2週ほどレギュラー番組の出演を見送ったものの10月20日には『速報ドラフト会議2022 THE運命の1日』(TBS系)に出演。普段のスケジュールに加えて、相当な事前準備に追われていたことと想像する。前述した11月5日放送のラジオでは、体調を優先にと言ってくれる番組スタッフがほとんどだったといい、「甘えさせてもらおうかな」と休養を決めたという。