中居正広が自らの言葉で伝えた休養の背景 “中居節”の中に感じる、恩を仕事で返すスタンス
だが、こんな時でも中居は周囲への気遣いを忘れない。「“知らない”の方が僕は楽なんじゃないのかなと思ったりして」と、詳しく状況を明かしてしまうことで周囲から聞かれた関係者らも困るであろうと慮る。さらに「恩返しが好きじゃない」とも。それは中居はこれまで周囲に愛情を注ぐ側だったからというのも理由の一つではないだろうか。かねてから続けている復興支援の呼びかけにはじまり、直近でいえばコロナ禍に医療機関への寄付、医療従事者への差し入れ。親しい人が体調不良となれば空気清浄機を届けたこともあった。笑福亭鶴瓶や松本人志(ダウンタウン)が自宅待機となれば、食料等や映画のDVDに加えて電球も届けた。そんな変化球で笑いをとる。
「お互いトントンにしておきたい感じ」と中居。困ったときはお互い様。受けた恩は仕事で返す姿勢なのだろう。7月からの姿を見ていると改めて中居の責任感とプロ根性、そして強さを感じた。
ラジオ番組には多数のはがきが寄せられているという。「なんのお返しもしないからハガキも大丈夫です(笑)」としつつも、リスナーから寄せられた普通の質問メールには思わず笑ったようで「いいね~!」と声色がさらに明るくなっていたのが印象的だ。「あら、いいね~分かってきたな。ようやくだね! 中居ヅラ(中居のファン)も」と嬉しそうに話していた。
様々な報道を目にすれば心配せずにはいられないが、詳しい事情を知るよりも、中居がギリギリまで出演を続け、自ら伝えてくれた言葉を大切にしたい。このところ寒暖差も激しくなり、一部では新型コロナも第8波襲来の兆しと言われるなど、体調を崩しやすい時期だ。この時間を充電期間としてじっくりと休養して、しばしのんびりしてほしいと願う。
個人的には子どもの頃からこれまで、中居に数え切れないほどの元気や笑いをもらってきただけに、復帰に備えて腹を抱えて笑ってもらえるようなハガキを送りたい。
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