yama、ファンと交わした初めての至近距離コミュニケーション 親密な空間で届ける等身大の言葉と歌声

yama、スペシャルライブレポ

 ライブの後は、アナウンサーの杉浦みずきを司会に迎えてトークコーナーへ。ライブを終えて率直な感想を求められたyamaは、改めて今回の機会がいかに特別なものだったかを語り、目の前の観客に丁寧に感謝の気持ちを伝えた。そしてここで、11月25日、Prime Videoで『yama LIVE COLLECTION 2020 - 2022』の配信が開始されることがyamaの口から発表された。yamaいわく、あわせて公開されるドキュメンタリー映像では、楽曲の制作過程の裏側における赤裸々な一面も明かしているという。2022年に入ってからyamaは少しずつ自身の等身大な一面を明かし始めていて、今回の映像作品もyamaというアーティストの本質に迫る上で重要なものとなるはずだ。

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 そして、この日集まった観客からのメッセージと質問を読み上げるコーナーへ。「目標とするライブ会場は?」という質問に対して、yamaは謙遜しながらも、いつか日本武道館でライブをしたいという目標を語り、客席から大きな拍手が起きた。ほかにも、「ムニちゃん(2ndアルバムのジャケットに登場する青い羊。直近のライブツアーの会場にオブジェが設置された。)にはまた会えますか?」という質問に「また特別な機会があればもしかしたら」と答え、「好きなお寿司は何ですか?」という砕けた質問にも「いくら」といった質疑応答が展開されていく。

 そして最後に、「名古屋のライブにおけるMCに感銘を受けた」というメッセージを受けて、yamaは自分は喋ることが得意ではないと前置きしながら、「今回(直近)のツアーのテーマは、自分のことを知ってもらうこと」であったと説明。そして、その時に思ったこと、考えたこと、音楽に対する想いを、これからも自分の言葉で語っていきたいと伝えた。ファンと近い距離で交流する今回のイベントも、そうした想いと重なるものがあったのだろう。はじめこそ、yamaに対して、謎のベールに包まれた孤高の存在というイメージを抱いた人も多かったと思うが、今のyamaはずっと被っていたフードを外し、決して完璧ではない部分も含めたありのままの自分を明かしながら、今まで以上に開かれたコミュニケーションを重ね始めている。そうした新しい旅路を歩む中で、いったいyamaはどのような変化や進化を遂げていくのだろうか。

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