櫻坂46 武元唯衣×滋賀、関有美子×福岡、松田里奈×宮崎……“地元愛”で仕事の幅を広げるメンバー

櫻坂46は地方アイドル?

 メンバーの地元関連の仕事の増加は、グループの変化も背景にあるのではないか。欅坂46時代は渋谷のイメージが強かった。ヒットした「サイレントマジョリティー」のMV撮影地が、再開発中の渋谷駅の工事現場だったからだ。欅坂46はそれ以降もどこか都会や社会で苦悩しながら生きる少女像を描き続けたが、2020年に櫻坂46に改名した後は、自然豊かなロケ地で撮影するMVが増えた印象がある。海、草原、森林といった大自然をバックにメンバーたちが生き生きとパフォーマンスする姿が多くのMVで見られるのだ。そうしたグループのイメージチェンジが、個々のメンバーの活動にも少なからず影響を与えていると感じる。

 「今の活動もそうですし、大学で学んでいることもそうなんですけど、最終的には『地元に恩返ししたい』が一番にあるというか。そのぐらい(滋賀が)大好きです」と武元は話す(『IDOL AND READ 032』より)。また松田も「私、宮崎の番組に出たいなって思ってるんで」と地元関連の活動に意欲を覗かせていた。

 アイドルと言えば、地元に根づいた活動に徹するロコドルのような存在が各地にいる。地方から上京してきたメンバーが多く集う坂道グループが、それぞれの地元のためにどのような貢献ができるだろうか。例えばその一つが、現在櫻坂46が開催している全国ツアーだろう。今年は開催地に新しく広島と宮城が加わり、より広い地域のファンに会いに行くことが決まっている。地方に根を伸ばし、着実に成長していく彼女たちの姿に注目だ。

※1 https://app.mrt.jp/contents/cocokara/cocokara_6.html

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