ホロライブがファンと共有したひと夏の思い出 ホロメン総勢35名で大団円迎えた『ホロライブ・サマー2022』を振り返る
2022年7月15日に開催が宣言された『ホロライブ・サマー2022』。2019年の初開催以来、3年ぶりとなる同イベントは、「ホロライブ」所属メンバー含め、ファン待望の開催となった。
同イベントは、8月から「ホロライブ」全体で公開されているオリジナル動画をはじめ、「コミックマーケット100」への出展やデジタルスタンプラリーの開催、「ホロライブ縁日 in 新宿」の出店など、前回よりもパワーアップした内容となっている。SNS上では、「#ホロライブサマー」でファンアートが多数投稿され、数年ぶりのスペシャルイベントを「ホロライブ」所属メンバーやスタッフ、ファンが一丸となって盛り上げている。
そして、今回の『ホロライブ・サマー2022』では、南の島を舞台に謎のサングラス集団(宝鐘マリン、角巻わため、雪花ラミィ)に盗まれたクリスタルをホロライブメンバーが取り返すというオリジナルストーリー『ホロライブ・サマー 失われし3つの秘宝』を展開。マンガ動画と共にメンバーによる対決ゲームのライブ配信が行われる中、水着や浴衣といった新コスチュームもお披露目されるなど、夏らしい要素満載でファンを楽しませた。
中でも、8月18日に公開された楽曲「飛んでK!ホロライブサマー」をはじめ、物語と連動するように“夏の風物詩”をテーマとしたオリジナル楽曲は『ホロライブ・サマー2022』をふち取る存在となっている。今回はそれら新楽曲の魅力を振り返っていきたい。
『ホロライブ・サマー2022』の楽曲公開第1弾として発表された「飛んでK!ホロライブ・サマー」のMVでは、ポップな映像と海を背景にする水着姿の彼女たちが夏の爽快感を表現している。イントロのピアノサウンドは、海の水面に差し込む夏の日差しを連想させ、アップテンポに変化する楽曲展開は『ホロライブ・サマー2022』の始まりにふさわしい、華やかな印象だ。加えてブラスサウンドや民族的なパーカッションが夏の楽しさを増幅し、聴き手を一気に南の島へと連れ出す。
そして本楽曲は、久しぶりの「ホロライブ」総勢35名の全体歌唱曲となる。全体曲「Shiny Smily Story」がリリースされた2019年から所属メンバーの数も倍以上に拡大し、よりパワーアップしたチームホロライブの楽しげな様子が歌声からも伝わってくる。メンバーによるポップなかけ声もふんだんに組み込まれており、歌割りにもこの3年間の中で生まれたメンバー同士の関係性を感じさせる。ライブで盛り上がること間違いなしの常夏のカーニバルらしさがクセになる一曲だ。