BTS JINの“かわいい弟感”あふれる映像も話題 憧れの先輩から後輩まで、全方位で7人が愛される理由
一方、“よき兄”という顔も持ち合わせているBTS。グループではマンネ(末っ子)のJUNG KOOKも、後輩グループ TOMORROW X TOGETHER(以下、TXT)と対面した際には、率先して一人ひとりとハグをしてねぎらい、気さくに「連絡してね」と声をかけるなど、頼れるヒョン(兄さん)として振る舞う姿が印象的だった。
また、ENHYPENのリーダー・JUNGWONが「実績だけでなくアーティストとしての態度も見習いたい」と語っていたのがRMだ。初めてリーダーというポジションに就き、何をしたらいいのかわからなかったというJUNGWONにRMが「リーダーは前で引っ張っていくのではなく、後ろで押してあげるものだよ」と諭した言葉を心に刻んでいるという(※1)。
SUGAも後輩たちにとって心強いメッセージを贈っている。「“第2のBTS”あるいは“第2の誰々”は存在しないようです」「第2の誰かが出てくるよりも別の素敵なアーティストが出てくるのがもっと素敵ではないかと思います」と語り(※2)、「第2のBTS」と期待される後輩たちに、自分たちらしさを大切にしていくことを気づかせる。愛情表現は照れくさいというSUGAらしい後輩たちへの寄り添いだ。
対して、どこまでも優しさがみなぎるJ-HOPEがいるのもBTSのバランスの良さと言えるだろう。その心くばりはバックダンサー一人ひとりにまで行き届く。以前Stray Kidsのリノが、J-HOPEの優しさに触れたエピソードを明かしていた。デビュー前にバックダンサーとして活動していたリノは、「FIRE」や「Spring Day」などでBTSとステージを共にしていたのだそう。大勢のバックダンサーがいる中で、J-HOPEはリノの存在を覚えており、デビュー後に放送局で再会したときすぐに声をかけてくれて感激したというのだ。
憧れの先輩から後輩たち、そして一期一会の出会いまで。BTSが全方位から愛される理由は、その場を楽しく過ごそうという無邪気で愛くるしい振る舞いと、壁を乗り越えようと頑張る者への寄り添い、そして一度でも繋がった縁を大切にしていく姿勢が人々の心を打つから。今後メンバーのソロ活動が充実していく中で、より多くの人との交流が増えていくことだろう。そのたびに彼らの新たな魅力が見つかっていくことを楽しみにしている。
※1:https://gendai.media/articles/-/82613?media=frau
※2:https://www.insight.co.kr/news/223057