SixTONES、『liSTening PARTY』メンバーセレクトから見える楽曲の強さ 夏の夜にぴったりな66分

 8月12日にSixTONES公式YouTubeで生配信された『SixTONES summer liSTening PARTY on YouTube 2022』。SixTONESの楽曲の中から夏の夜にぴったりの楽曲を繋げたセットリスト配信となっており、多くの人が夏休み前の金曜日の夜に彼らの楽曲に耳を傾けた。アーカイブは8月14日1時から期間限定で再公開されている。

SixTONES summer liSTening PARTY on YouTube 2022

 66秒のカウントダウン、回転するレコードーー66分ほどの『liSTening PARTY』では24曲が繋がれ、楽曲の世界観や空気感を捉えたビジュアルと共に、脳天を直撃するようなアッパーチューンから、感情を揺さぶるエモーショナルな音楽、そして情熱的なパートへと、ありとあらゆる感情を刺激されるセットリストだった。

 オープニングを飾ったのは8月5日にYouTube限定で公開された新曲「PARTY PEOPLE」。アウトロとイントロがアレンジされた繋ぎの後には森本慎太郎によるセレクト「WHIP THAT」、そしてライブでも盛り上がる「S.I.X」へと続いた。爆音で鳴らせばモヤモヤも悩みも忘れてしまいそうなほど、音に狂えるナンバーの数々。ライブで盛り上がる楽曲を押さえつつ、想定の範囲を超えてくるようなメンバーのセレクトにもまた新たな発見があった。

SixTONES – マスカラ -Emotional Afrobeats Remix- VJ Movie

 松村北斗がセレクトした5thシングル曲「マスカラ」のリミックス「マスカラ -Emotional Afrobeats Remix-」(6thシングル『共鳴』通常盤収録)が、『liSTening PARTY』に馴染み、原曲とはまた違った雰囲気をまとうリミックスの面白さを堪能した。

SixTONES – セピア [Visualizer]
SixTONES – Gum Tape [PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance- Day.5]

 また意外性で言えば、ジェシーセレクト「セピア」から、田中樹セレクト「Curtain Call」、京本大我セレクト「Takes Two」、髙地優吾セレクト「Gum Tape」とエモーショナルな音楽が並んだこと。セピア色の情景も相まって、夏の太陽が眩しければ眩しいほど、対照的に終わった恋を引きずってしまう。2人だけの思い出を重ねた日々を振り返るように風景画像が並んだ「Takes Two」、そして「Gum Tape」へ。真夏を恋の盛り上がりと捉えれば、セピア色の風景はピークを過ぎた晩夏のよう。そんなストーリーを感じた。

SixTONES - ST [YouTube Ver.](from Album “1ST”)

 実際のライブのような構成で、松村セレクトの「ST」を皮切りに後半からの熱を帯びた時間帯もまた胸に迫るものがあった。「マスカラ -Emotional Afrobeats Remix-」を選んだり、ユニット曲の世界観を踏まえると、松村による振り幅のある選曲もまた感情を揺さぶる要因だったように思う。

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