EXILE、ATSUSHI迎えた15人でのドームツアー開幕 新たな旅立ちへの願いを込めた『POWER OF WISH』初日レポート
7月6日、福岡PayPayドームにて『EXILE LIVE TOUR 2022 "POWER OF WISH"』の初日公演が開催。約2年5カ月ぶりの“15人のEXILE”によるドームライブとなった。
今回のツアー『POWER OF WISH』では、2020年にソロ活動専念を発表したATSUSHIがグループに限定復活し全公演に参加する。
今しか見られない、15人によるEXILEのライブパフォーマンス。このライブに賭けるメンバーの熱意、そして客席で見守るファンの熱量、様々な思いが交錯するであろうドームツアーがいよいよ始まった。
オープニングアクトには、先日『iCON Z 2022 ~Dreams For Children~』でグランプリを獲得したLIL LEAGUEが登場。そして、コロナ禍からの2年間を辿るようなオープニング演出の後、ツアータイトル『POWER OF WISH』の“W”のフォーメーションでメンバーがステージに姿を現した。観客の期待感が溢れる中、「Rising Sun」の光り輝くようなパフォーマンスからライブは幕を開ける。ATSUSHIとTAKAHIROの歌声による懐かしい掛け合いが響き渡ると会場の熱気が一気に高まり、続いて今回のツアーのテーマソングである新曲「POWER OF WISH」を披露。このステージにかける“願い”と“想い”をスタイリッシュなダンスナンバーで届けた。そしてエモーショナルなInterludeを挟み、人気の高いライブチューン「Heads or Tails」を熱演。NESMITHとSHOKICHIも交えた4人の迫力ある歌声と圧巻のダンスパフォーマンスで“今”のEXILEを見せつけた。
ツアー初日を迎えるにあたり、ATSUSHIはライブ前の事前コメントでこう語っている。
「このコロナ禍で、多くの人たちが苦しい思いであったり、思うようにいかない日々を送られていたと思います。それは僕らエンタテインメントを届ける側も同じで、僕らに何ができるかをずっと話し合ってきました。そこでLDHとメンバーの後押しもあり『今の日本を元気にする力を、もう一度EXILEとして届ける』というアイデアをいただき、今回出演させていただくことを決意できました」(ATSUSHI)
ライブの中盤にはATSUSHIとTAKAHIRO、そして選抜メンバーにより、言わずと知れた名バラードである「Lovers Again」と「Ti Amo」が新たなアレンジで披露された。EXILEの歴史を感じさせる、思いの込もったパフォーマンスに会場全体が感動に包まれていた。
公演直前の囲み取材にてAKIRA、TAKAHIRO、SHOKICHIは、15人体制のライブに対する思いについてそれぞれ語った。
「5年前、10年前に作った曲でも今の時代にフィットしたメッセージ性があったり、過去の曲を今聴くとまた違った感覚でいろいろな捉え方ができて、エンタテインメントの幅が広がったり。改めて自分たちが作り上げてきた大切な楽曲や、ATSUSHIくんとTAKAHIROの奏でる歌声からも、EXILEの在り方を再認識させてもらえるような気がして、いろいろなイメージが湧きました」(AKIRA)
「久しぶりにATSUSHIさんが参加されたことですごく懐かしい雰囲気を感じて。アリーナとはまた違った心地いい緊張感で現場を過ごさせてもらってます。啓司くんも(参加するツアーは今回が)ラストというのもありますし、お客さんとのコミュニケーションはもちろんメンバーとも一瞬のアイコンタクトだとか、一つ一つの思い出を胸に刻んでいきたいと思います」(TAKAHIRO)
「前回のツアーもそうですが、ずっと(ライブができず)悔しかった思いをさらに乗せてリベンジしたいという思いがあります。ここを経て“LDHエンタテインメント完全復活”として、僕らに続いて全LDHアーティストが輝いていけるような、その勢いを煽るようなツアーになればと」(SHOKICHI)