BALLISTIK BOYZ、世界を見据える高度なパフォーマンス JO1、INI、BE:FIRST……ボーイズグループ活況の中で光る個性
ボーイズグループの活躍が著しい……なんて今さら言うに及ばずだろうが、社会現象となったNiziUや、3月に公開されたデビュー曲「Tippy Toes」のMVがすでに1700万回再生超えを記録したXGなど、躍進するガールズグループたちに追い付け追い越せとばかりに、様々なボーイズグループが積極的な活動を展開し、多くの人を魅了している。同じアジア圏のグループにして、世界的大成功を収めたBTSという、ある意味最高のお手本がいるのもボーイズグループの活性化に拍車をかけているだろう。実際にどのグループも楽曲のクオリティ、パフォーマンススキルは世界を狙えるレベルにあると言って決して大袈裟ではないと思う。
そんな勢いのあるボーイズグループの中でも、代表格となるのがBE:FIRSTやJO1だろう。BE:FIRSTは、AAA(現在活動休止中)のメンバーでソロアーティストとしても活動するSKY-HI(日高光啓)が1億円以上の私財を投じたことで話題となったオーディション『THE FIRST』から生まれた7人組。昨年11月リリースのデビューシングル『Gifted.』がオリコン週間シングルチャート2位を記録するなど、デビュー早々にしてブレイクを果たし、最新シングル『Bye-Good-Bye』も同チャート3位を記録するなど、その勢いは止まるところを知らないといったところだ。7人それぞれが個性を持っているのが強みであり、楽曲ではその個性を活かしつつ、グループとして最高&最強の形を作り上げている。BTSのARMYよろしく、BESTYという心強いファンの存在もあるし、今後も活躍を続けていくことだろう。
JO1は2020年のデビュー以降、シングルが5作連続でオリコン週間シングルチャート1位となるなど、圧倒的な活躍を繰り広げている11人グループ。メンバーがテレビ番組に出ることも多いが、テレビで彼らを知って楽曲を聴く/MVを観ると、その完成度の高さに驚くことだろう。とりわけパフォーマンスリーダーの川尻蓮を中心としたシンクロダンスや、11人という大所帯だからこその迫力あるフォーメーションは本当に圧巻だ。今年3月には11人全員が主演を務めるドラマ『ショート・プログラム』がAmazon Prime Vídeoで配信されたり、ドキュメンタリー映画『JO1 THE MOVIE「未完成」-Go to the TOP-』が公開されるなど、活躍の幅を一層広げているJO1。ますます目が離せない。
彼ら以外にも、JO1を生み出したオーディション『PRODUCE 101 JAPAN』のシーズン2から誕生した11人組グループ INIや、英語・韓国語・インドネシア語・フランス語を話せるメンバーがおり、グローバルな展開が期待できる8人グループ OCTPATHなど、枚挙に暇なし。まさにボーイズグループ戦国時代といった活況を帯びているが、その中でもやはり強いのがLDHのグループたち。EXILEの魂を受け継ぐEXILE TRIBEが各方面で活躍を見せており、7月にデビューするPSYCHIC FEVER from EXILE TRIBEや、オーディション『iCON Z Dreams For Children』で新たにLDHの仲間に加わったばかりのLIL LEAGUEなど、若手グループがますます増えてきている中、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの昨今の活躍は特筆すべきものだろう。