プロダンスリーグ『D.LEAGUE』第2シーズンROUND.12 KADOKAWA DREAMSが有終の美&CS出場6チームも確定へ

『D.LEAGUE』CS出場6チーム確定

 日本発のプロダンスリーグ『第一生命 D.LEAGUE 21-22』ROUND.12が5月18日に行われ、KADOKAWA DREAMSが95.5点(ジャッジ77+オーディエンス18.5)でROUND.1以来となる優勝を果たした。

 第2シーズンとなる今大会の参加チームは、昨年に引き続きavex ROYALBRATS、KADOKAWA DREAMS、KOSÉ 8ROCKS、CyberAgent Legit、SEGA SAMMY LUX、SEPTENI RAPTURES、FULLCAST RAISERZ、Benefit one MONOLIZ、USEN-NEXT I'moonの9組と、新たに加わったdip BATTLESとLIFULL ALT-RHYTHMを合わせた計11チーム。

 レギュラーシーズンは全12ラウンドとなっており、各チームが8人編成・2分から2分15秒のパフォーマンスで争う。そしてレギュラーシーズンの上位4チーム、ワイルドカード枠2チームによるチャンピオンシップ(CS)で勝者が決定する。

 ROUND.11は「声が届かない」というコンセプトの作品を提示したFULLCAST RAISERZが優勝。総決算となる最終節はどのような戦いとなるのか注目が集まっていた。

 今回の審査員はDANCER JUDGEとして黒須洋嗣、PInO、KATSU ONE、Seishiroの4名、ENTERTAINER JUDGEとしてテリー伊藤、HideboH、青木愛、土屋炎伽の4名が務める。さらに別途で加わるオーディエンスポイントも勝負を左右する。

 ラストバトルの先頭を行くのはBenefit one MONOLIZだ。「SHOW GIRL」をテーマに持ち味のピンヒールによるパフォーマンスを効果的な鏡を使い方で魅せ、64.5点(黒須8.5/PInO7.5/KATSU7.5/Seishiro9/テリー10/HideboH7/青木7/土屋8)を獲得。続くCyberAgent Legitは「ラジオ体操」から着想したコミカルな内容で、自身として今シーズン最高得点の71.5点を叩き出す。

 LIFULL ALT-RHYTHMはMichael Kanekoをフィーチャーした楽曲でシーズン集大成を楽し気に表現(67.5点)、dip BATTLESはSPダンサーに昨シーズンSEPTENI RAPTURESに所属していたKEINを迎えて挑み(63.5点)、総合ランキング首位を守るSEGA SAMMY LUXはSHOGO(岩谷翔吾/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)を入れたショウケースで74点(黒須8/PInO9/KATSU9.5/Seishiro10/テリー10/HideboH9/青木9/土屋9.5)を得た。

 今期、結果に苦しんだKOSÉ 8ROCKSは「喜び」を掲げるリラックスした内容を提示し69点、同じく試行錯誤を繰り返してきたUSEN-NEXT I'moonは「過去・現在・未来」を示す感動的な内容で67点とする。

 そして苦境といえば、オーディエンス点で泣く場面の多かったKADOKAWA DREAMS。ワイルドカード枠をかけた最終演技は、映像を逆再生したような初動で観客の目を惹き鮮烈な印象を残すと、『D.LEAGUE』歴代最高となる77点(黒須10/PInO8.5/KATSU9.5/Seishiro10/テリー9.5/HideboH9.5/青木10/土屋10)をもぎ取った。

 10点を付けたHideboHは「スキルもそうですが、予想を裏切る感じがすごかった。逆再生という技術だけでなく別世界を観ている感じだった」とコメント。

 これを残り3チームが追いかける。ワイルドカード枠をKADOKAWA DREAMSと争うavex ROYALBRATSは「工事現場」を表現する。GANMIのSota Kawashimaが制作した楽曲で勝負した本演技に、ジャッジは今季チーム最高得点75.5点(黒須9.5/PInO8.5/KATSU9.5/Seishiro10/テリー9/HideboH9.5/青木9.5/土屋10)となった。

avex ROYALBRATS

 FULLCAST RAISERZはチャンピオンシップ進出を決めながらも、ここでディレクターのTWIGGZ"JUN"自らが出陣した渾身のショウケースを披露し69点。対してチャンピオンシップ進出を目指すSEPTENI RAPTURESは得意とするPOPPINとLOCKINを主体にした内容で70点とし、レギュラーシーズンの全試合が終了。

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