SixTONES、『バリューの真実』から見える“お兄さん感” 子と親世代への橋渡しとしての役割も

 SixTONESが6人揃ってMCを務めるレギュラー番組『バリューの真実』(NHK Eテレ)が、スタートから2カ月が経過しようとしている。10代とその保護者層を中心に、幅広い世代に向けて多様な価値観に迫るというコンセプトで、番組では10代の高校生たちをリモートで繋ぎ、様々なテーマを取り上げてきた。

 情報の伝え方も、有識者や専門家が登場して、技術やメカニズムを解説するというもの。SixTONESと共に教わりながら、小さな疑問も拾って、一緒に考えたり、時には実践を交えたりしながらテーマへの理解が深まる構成が特徴だ。

 これまでの放送では、髪の崩れ対策や制服のコーディネート術とお役立ちテクから、好印象な声になる方法、ボディメイク、人を見る技術など、大人も知りたいと思うような、痒い所に手が届くテーマを取り上げた。一見、些細なことに思えても、当人にとっては大切な問題だったり、解決の糸口を見いだせないままだったりするものを、わかりやすくかみ砕いて解説してくれる。

 「昭和・平成・令和の高校生」をテーマにした4月19日の放送回では、制服のコーディネートについて各世代の流行を紹介。若者だけではなく幅広い視聴者も楽しめるテーマの取り上げ方だ。

 制服の着崩しについて、田中樹が「他の人とちょっとでも差をつけたいんだよね」と、10代ならではの気持ちを代弁する一幕も。一方で、制服のコーディネート術では、京本大我が組んだワイシャツの裾を出したコーデに「ダサいです!」と高校生からツッコミが。田中が「シャツ出せば出すだけいいと思ってた!」と言えば、ジェシーも「ずっと出してたよね」と当時を回顧。10代と20代半ばの彼らの世代の違いがわかる場面で、10代ならではの価値観に理解を示し、親世代への橋渡しとしても一役買う彼らのポジションが見えてきた。

 また、高校生たちと、使い切りカメラを使ったエモい写真の撮影にチャレンジした森本慎太郎。「東京タワー撮るときこうやって撮る」と寝そべって撮影してみせるなど、同じ目線に立ってチャレンジする姿も見せていた。

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