SixTONESは情熱と愛情を持ってどこまでも続いていく 結成7周年記念YouTubeライブを観て
「同じ時間を共有できてるって思ってもらえれば」ーー今年もSixTONESのメンバーとファンとで迎えることができた5月1日、SixTONES結成7周年の記念日。SixTONES公式YouTubeの生配信では23時台には16万視聴を超えるなど、メンバーとファンの特別な時間が広がった。
前日、4月30日放送の『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)では、メインMCの田中樹と松村北斗がいつも通りラジオリスナーに向けたトークを繰り広げつつ、田中が所々でさりげなくSixTONESの結成日に触れた。この日の選曲もSixTONESがジャニーズJr.時代から歌ってきたオリジナル曲「光る、兆し」、「この星のHIKARI」と、ファンにとっても当時支えとなった楽曲を聴かせてくれた。
そして結成日当日の5月1日。大阪でのコンサートツアー2公演を終え、22時からSixTONESメンバー全員揃ってYouTubeの生配信に登場した。SixTONES公式YouTubeから生配信の知らせが届いたのが約30分前。22時前にアクセスしてみると、すでにメンバーがスタンバイしていた。YouTubeのコメント欄にじっくりと目を通しながらどこかリラックスムードで進行した。
途中、回線の都合で中断したものの、しばらく時間を置いて再開。田中は「今日は大目に見て、みんな。記念だと思ってなんとなく同じ時間を共有できてるって思ってもらえれば」と呼びかける。このフレンドリーさがSixTONESらしい。田中が状況を伝える一方で、バケットハットを被って並んで座る京本大我と髙地優吾は、寄せられたコメントにじっくりと目を通していた。その一方では、森本慎太郎と松村が両サイドからジェシーの肩に顔を寄せ、ジェシーは2人の肩を抱えてトントン……目を閉じ「スヤァ」と寝息が聞こえてきそうな松村と森本。しばしコメントを読むのかと思いきやこの展開である。ゆっくりとした時間が流れていてもとにかく目が忙しいのだ。
配信では、森本が気になるコメントを拾い、ファンの心配を払拭する場面があったり、田中も視聴者が誤解しないよう所々で状況の説明を挟んだりと、生配信でも配慮を欠かさない。テレビ番組ともラジオとも違うテンポで、普段のプライベートでの会話を聞いているような場面もあった。
前半では昨年の6周年のスペシャル月間に触れながら、今後に思いを馳せる一幕も。5周年、6周年と節目が続く年もあると松村が切り出すと、長期ライブ構想が持ちあがり、さらには森本が「個人(の活動)だけじゃなくてたまにはグループに振った年があってもいいんじゃない?」「俺ら結局SixTONESあっての個人だから」と、謙虚な姿勢も。ごく自然な会話の流れで発せられたところからも、彼らの魅力が伝わってきた。
また、田中がライブ中に、SixTONESが結成された日の公演チケットが貼られたうちわを目撃したと伝えると、5人が田中を見ながら「へぇー!」と驚きや懐かしさを滲ませた様子で聞き入っていた。森本も6人が共演した2012年放送のドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)を挙げ、「出会ったときから10年経つわけじゃない」と言えば、田中も「紆余曲折あったけど、6人で仕事するようになって10年経ってる」と回顧。「10年」と噛みしめるメンバー。京本は「10年らしい中身はあるよね」と、ここからさらに盛り上がる。森本から「SixTONES10年記」刊行のアイデアが出ると、京本も「最近ファンになった人もわかるからね」、髙地も「俺らも振り返りたい」の言葉にジェシー、田中、松村も頷いていた。メンバーのトークにちゃんと耳を傾けているのも、SixTONESの前進する力の一つと言えそうだ。
YouTubeで“わちゃわちゃ”する姿があったり、ライブ中もメンバー全員でユニークなパフォーマンスをみせてくれたり、SixTONESのメンバーの仲の良さはかねてから知られている。7周年を迎えても6人ならでは、6人だからこその関係性が見られるのは、ファンにとっても安心して応援でき、フルスイングで熱中できる要素になっているのではないだろうか。