ENHYPEN、日本2ndシングルが大差でチャート首位 現在進行形のK-POPと日本の現在のモード感じられる作品に
同じく本作に収録されている「Drunk-Dazed[Japanese Ver.]」は、2021年にリリースされた『BORDER : CARNIVAL』収録楽曲の日本語バージョン。こちらもベースが前面に出たビートですが、歌モノながらトラックにはヒップホップの影響が強く感じられます。
韓国語バージョンのMVの再生回数は、実に7,720万回以上。ダンスパフォーマンスの圧倒的なキレの良さに驚かされます。
日本語詞の作詞はzopp。修二と彰の「青春アミーゴ」などで知られる作詞家です。
また、本作の最後に収録されている「Always」も、zoppによる作詞。優しい言葉で聴き手を肯定していく歌詞は、日本の現在のモードをよく反映していると感じました。
そして、メロウな雰囲気ではあるものの、リズムはソリッドであり、他の楽曲も含めて一貫したサウンドデザインを感じます。そうした歌詞とメロディ、サウンドの塩梅ゆえに、私は『DIMENSION : 閃光』収録曲でも「Always」がもっとも気に入りました。
ENHYPENの公式YouTubeチャンネルでは、日本のテレビ番組でのパフォーマンス映像も公開されています。歌割りごとにメンバーを映していくカメラワークが、結果的に一人ひとりのメンバーの表情をよくとらえており、メンバーの魅力を引き出しています。
楽曲の雰囲気はときにハードであり、ときにメロウでもあり、しかしリズムは常にソリッド。現在進行形のK-POPのひとつのスタイルを教えてくれるのが、ENHYPENの『DIMENSION : 閃光』です。
※1:https://www.oricon.co.jp/news/2234109/
※2:https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2192595