柏木由紀、AKB48 劇場公演舞台裏に密着 グループ最年長メンバーとして担う“案内人”の役割

 AKB48 柏木由紀がYouTubeチャンネル『ゆきりんワールド』を更新。秋葉原にあるAKB劇場にて行われている劇場公演の舞台裏に密着した映像を公開した。

 本動画で柏木が密着したのは『AKB48 Team B 岩立チームB「シアターの女神」』。同公演は、岩立沙穂がキャプテンを務める「岩立チームB」としての最後のステージとなったもの。実はこの公演は柏木自身がチームBのキャプテンを務めていた2010年の『5th STAGE SONGS シアターの女神』が元となっており、「シアターの女神」、「チームB推し」といった人気曲をセットリストに含むアイドルらしく可愛いらしい曲が披露された。2010年の公演に参加した唯一のオリジナルメンバーである柏木にとって、ゆかりの深いものになっている。

 劇場に入ると早速衣装のフィッティングを始める柏木。パステルカラーで露出度が高い「キャンディー」の衣装を見るなり、「大丈夫かなこの衣装!」とコメント。早速試着すると「これすごいね」と思わずスタッフも声が漏れる。柏木も「高級なかわいい衣装を使ったお店みたいな」と衣装をカメラに見せる。本公演の衣装は、細かいところは変わっているものの、おおよそのイメージは柏木チームBとして披露した2010年のままだ。当時のチームBは渡辺麻友、河西智美といった可愛らしい雰囲気のメンバーが揃い平均年齢も低めだったことから王道アイドルな雰囲気の衣装が多かったが、10年後に同じテーマの衣装を着ることになるとは当時の柏木も想像しなかっただろう。

 続けてストレッチ、発声練習を済ませるとリハーサルがスタート。この日の公演では柏木のソロ曲「夜風の仕業」の披露が予定されていた。この曲を一人で歌うのは“柏木チームB”として披露してた10年前の千秋楽以来だという。フルでしっかり歌うのは久しぶりということで、リハーサル直前まで立ち位置を確認していた。

 本番が始まるとフィッティングで「やばい」と言っていた「キャンディー」のパステル衣装も着こなしてみせる柏木。ソロ曲「夜風の仕業」も歌い上げ、今年15年目を迎えるキャリアにふさわしい本番の強さを見せていた。

 最後にチームKに移動となる山邊歩夢と一緒にプレゼントされたマドレーヌを紹介し、これからの公演、配信などの紹介をして動画を締め括った。

 AKB48として活動を再開した本田仁美や難易度の高いダンスナンバーのリリースの影響で、「しばらくAKB48を見ていなかったが久しぶりに見てみようかな」というファンや、直近で興味をもった未来のファンも少なくないだろう。AKB48の最年長メンバーを務め、多方面で活躍する柏木は、一般に広く知れ渡ったAKB48の顔とも言える。そんな彼女のYouTubeでは、AKB48の舞台裏や現役メンバーの紹介など、“今”のAKB48をチェックできるコンテンツをコンスタントにアップしており、AKB48に帰ってきたファンや新規ファンへの案内人のような役割を果たしている。

 柏木がデビューしてからAKB48は大きく変化し続けてきた。そんな歴史を生で体感している柏木が、現役メンバーとして在籍していることの影響は計り知れない。本人が満足するまでアイドルを続け、AKB48の歴史を熟知したメンバーとしてグループを支えていってほしい。

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