柏木由紀とWACK所属7グループ選抜メンバーが語り合う それぞれの個性とアイドルの極意

「柏木由紀なりのWACK」インタビュー

 AKB48の柏木由紀が、WACKの渡辺淳之介のプロデュースのもと、WACK所属の7グループに加入したプロジェクト「柏木由紀なりのWACK」。松隈ケンタのサウンドプロデュースのもと、7グループのシングルを7枚同時発売するというとんでもない展開となっている。今回は、柏木から見たWACKメンバー、WACKメンバーから見た柏木を知るべく、柏木とWACKメンバーに話を聞いた。参加メンバーはBiSのネオ・トゥリーズ、豆柴の大群のミユキエンジェル、GO TO THE BEDSのココ・パーティン・ココ、PARADISESの月ノウサギ、ASPのユメカ・ナウカナ?、そして柏木。柏木がWACKメンバーに伝えたいアイドルの神髄とは……?(宗像明将)

柏木由紀のプロ根性

――表題曲とカップリング曲を14曲もレコーディングしてみていかがでしたか?

柏木由紀(以下、柏木):正直、家で練習したり聴き込んだりがあまりできていなくて……。だから、聴きながら教えていただいて、歌って、7時間で録って。

――7時間!?

柏木:そうです。だから、14曲で7時間、1曲30分。

――AKB48でもそんな短時間でレコーディングを?

柏木:AKBは1曲30分です。

――じゃあ、もう慣れたものですね。

柏木:そうですね。まぁ、AKBはパートが少ないので。でも、WACKのグループだと、ちゃんとソロパートがあるし、歌う箇所も多いんです。あと、全部歌ってどこが使われるかわからないのは、初めての経験でした。AKBは行ったらもう決まっているので。

――さすがに大変だったのでは?

柏木:けっこう大変でした。でも、松隈さんのアドバイスも新鮮で。AKBのときはあまり指導とかなかったので、それも含め、めちゃくちゃ楽しいレコーディングでした。

――松隈さんのディレクションで印象的なものはありましたか?

柏木:一言でまとめて教えてくださるんです。「BiSは『陰』のキャラで行ってください。明るさはいりません」とか。

月ノウサギ(PARADISES/以下、月ノ):私たちの曲は、柏木さんの歌の癖が今まで聴いたことがない癖だなと感じました。

柏木:「桑田さん」って言われて(笑)。

――「桑田さん」というのは、桑田佳祐さん?

柏木:そうです、松隈さんから「桑田佳祐さんっぽく」って(笑)。

月ノ:今、「なるほど!」って思いました。

柏木:もう食らいつくのに必死でした。

――WACKのメンバーは、柏木さんと組んで感銘を受けたエピソードはありますか?

ユメカ・ナウカナ?(ASP/以下、ユメカ):柏木さんは、MVで刀を使うシーンがあったのですが、アクション担当の人から刀の動きを教えていただいていた後も、その動きを練習し続けているんですね。そうやって努力を積み重ねてきたものが、今の柏木さんの姿になられているのかなと、その一瞬でわかって、本当にかっこいいなと思いました。私もそういうのを忘れちゃいけないなと思って、絶対いつまでも努力し続けるぞ、と思いました。

ASP「柏木由紀なりのASP -AGAiNST THE WORLD-」Music Video

――素晴らしいですね。あと、ユメカさんの声が相変わらず大きすぎて、ICレコーダーの音が割れていないか心配です。

ユメカ:すいませーん!(笑)

ミユキエンジェル(豆柴の大群/以下、ミユキ): MV撮影のときは、リップシンクで歌に合わせるところも、今までアイドルをやってこられたからこそ引き出しをいっぱいもっていらして。例えば私たちがハートを作るとしたら、普通にしかできないじゃないですか(笑)。でも、違うことをやったり、そういうのがすごいなと思って。めちゃくちゃ学びましたね。

豆柴の大群 「柏木由紀なりの豆柴の大群 -ずっと気になるズッキーニ-」Music Video

月ノ:本当にいろいろなことを学ばせていただいたんですけど、特に印象に残っているのが、MVで夜のシーンがあったんですけど、めちゃめちゃ虫がいて(笑)。

柏木:ちっちゃいハエみたいなのが、ぶわーって、地面にいて。

月ノ:最初、柏木さんがひとりで撮っていて、「虫がいる!」って言っていて。メンバーがあとから入ったときに、もう信じられないくらい気持ち悪かったんですけど、柏木さんはカメラが「撮ります」って入った瞬間に、スッと、何事もなかったかのように撮られていてすごいなって。

PARADISES「柏木由紀なりのPARADISES -夏のバカヤロー-」Music Video

柏木:たしかに全部のグループ通して一番つらかったです(笑)。

月ノ:当然と言われれば当然かもしれないですけど、もうプロ根性をめっちゃ見たなと思って。他のメンバーは「うわぁあ!」みたいな(笑)。

ネオ・トゥリーズ(BiS/以下、ネオ):BiSと柏木さんの5人で集まったのは、今日までで1時間くらいしかなくて(笑)。MVも、10分ほどで撮影が終わったので。

BiS 「柏木由紀なりのBiS -ANYTiME ANYTHiNG-」 Music Video

――そんなスピードで終わるんですか?

ネオ:はい、MVが1.2秒しかなくて、それを3回撮る、みたいな。

柏木:それをスローモーションでフル尺に伸ばして、3分になるんですよ。

ネオ:これ、上からに聞こえたらすごい嫌なんですけど、柏木さんは謙虚というか、周りの人への感謝も絶対忘れないし、挨拶も絶対に忘れないし、すごく丁寧で、人のことを考えて、しっかり言葉を選んで話したり。そういうことは、この業界に長くいたりすると、自分がめっちゃ意識していないと絶対にできないことだなと思っていて。プロの塊だなと。

ココ・パーティン・ココ(GO TO THE BEDS/以下、ココ):自分たちがゆきりんさんとコラボをするとなって、「全部盗むくらいのつもりで勉強するぞ」という気持ちでやっていたんですけど、いろいろな経験をされているゆきりんさんが、自分たちとのコラボで「勉強になった、すごく得るものがあった」と言ってくださって。7グループも一気にコラボとなって、めちゃめちゃ大変じゃないですか、自分のグループもあって。そんななかで、そういう姿がすごくかっこいいなと思いました。自分に甘んじないというか、成長がずっとあって。アイドルに対する向き合い方を学べて、勉強になりました。

GO TO THE BEDS「柏木由紀なりのGO TO THE BEDS -TRUE SONG-」Music Video

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