『iCON Z』密着第26話、男性部門 ファイナルの武道館へ進むメンバー決定 サプライズで感動の審査結果に
LDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』に独占密着する、『~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z』(テレビ東京系)第26話が5月1日に放送された。
今週も引き続き男性部門の四次審査の模様に密着する。この審査の先にある日本武道館で行われるファイナルステージに進めるのは、4グループ中3グループ。脱落した1グループはその場で解散となる。スタジオにはGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー全員が登場し、本オーディションの大きな分岐点となる四次審査を見届けた。
先週放送されたLIL LEAGUE、CROONERZに続き、今週はZ FACTIONのパフォーマンスからスタート。スキルの高いメンバーが集まっている分、期待値が高かったため、振付・ダンスの中間チェックでは3位という悔しい結果に。さらに、レッスン中にはダンストレーナーから「このチームでお客さんを喜ばせにいくっていう目的が薄れている。うまく歌おうとしているだけでグッと来ない」という厳しい指摘が入る場面もあった。
グループ内に危機感が漂う中、行動を起こしたのは最年長メンバーのギレルメ マサユケ トマジ 西村。ギレルメは、この週末合宿以外の平日にも都内近郊に住むメンバーに声をかけ、スタジオでダンスの自主練習に励んでいたという。さらにメンバー全員に向けて、「要らないプライドって自分の成長スピードを結構止めると思う」「技術ももちろん大事なんだけど、それ以前にまず人間力と信頼関係。自分含めてもっと意識を変えないといけない」といった直接言えない本音をLINEで伝えたことも。嫌われてもいいという覚悟で伝えたギレルメの本音がきっかけでオンラインミーティングが開かれ、彼らはそこで初めて正直な気持ちを打ち明けあったという。そのミーティングをきっかけにZ FACTIONは、遠慮なく意見をぶつけ合い、お互いを高め合える雰囲気のチームへと変わっていった。
その集大成を見せるのが、この四次審査。「1つになった僕たちを見ていただけたらと思います」というギレルメの力強い宣言のあと、いよいよパフォーマンスが始まる。課題曲「Coyote」を渾身の力で表現するZ FACTIONのメンバー。難易度の高い高音パートも存分に歌い上げ、ラップパートではクールな一面も見せた。元々のスキルの高さにチームワークの良さがプラスされたパフォーマンスに、審査員たちも笑顔を見せる。
EXILE AKIRAは「魂をぶつけてやろうみたいな勢いがプラスされた」と高く評価し、さらにギレルメに関しては名指しで「がんばりましたね」と声をかけ、「(ギレルメを)このグループに入れるのは正直結構な挑戦だったんですけど、それにしっかり応えてくれていた」と健闘を称えた。EXILE SHOKICHIも「こんなに難しい曲を表現できていたのはすごい」と絶賛した上で、サビの高音を歌い上げた中村竜大については「最初に出てくる人が一番大事。それをしっかり請け負っていたのでこの曲が成立した」と歌唱力の高さを評価した。そしてEXILE HIROも「(Z FACTIONは)このオーディションを象徴するチームになるのかなとすごく注目して見ていたけど、それ以上のパフォーマンスをしてくれたと思う」と賛辞を贈った。
最後にパフォーマンスを見せたのは、KIDMATIC。ダンス歴の長い実力派が揃っているため、振付・ダンスの中間チェックでは2位を獲得したが、ボーカル・ラップの中間チェックでは最下位に。マイクパフォーマンスが課題となったKIDMATICの中にはローティーンのメンバーが多く、特に変声期真っただ中にいる百田隼麻は自身の歌声をコントロールできずに悩む場面も。また、チームの武器であるダンスについても、パフォーマンス中に集中力が途切れてしまうという課題が見つかったため、2人1組になってお互いの目を見て踊るというレッスンを行い、課題克服を目指すことに。
親身な指導をつけてくれる振付師・shojiのもと、存分に練習に打ち込んできたKIDMATIC。鈴木瑠偉が「見ている方々全員の心を幸せにします」というメッセージを伝えたあと、ついに四次審査のパフォーマンスがスタート。中間チェックからさらに磨きをかけたダンスと艶っぽさを感じさせる歌声で、課題曲「Giant Steps」をイキイキと表現する。百田が苦戦していたラストの高いキー部分もしっかり決まり、審査員もノリノリで彼らのパフォーマンスを見守っていた。
AKIRAは「山本(光汰)くんと遠藤(翼空)くんがこのグループのカラーを作っているショーに見えました。この二人がいることでセクシーさや大人っぽさが出ている」と二人のメンバーを名指しで絶賛し、SHOKICHIは「百田くんもあの表現ができたのはすごいと思う」と高評価。HIROも「このオーディションで出会ったことをそれぞれの人生に生かして頑張ってほしい。最後にKIDMATICがそれを証明してくれた」と力強い言葉で彼らを労った。