新しい地図、記念すべき50回目の『ななにー』はトーク三昧 子役&テレビマンらとのお祭り騒ぎな生放送
テレビの世界で育った3人が考える“テレビの未来”
後半には、土屋敏男(『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』『電波少年』など)、河瀬大作(『プロフェッショナル仕事の流儀』『あさイチ』など)、佐久間宣行(『TVチャンピオン』『ゴッドタン』など)、池田千尋(『大豆田とわ子と三人の元夫』など)、明松功(『めちゃ×2イケてるッ!』『笑っていいとも!』など)と、これまでテレビの世界を盛り上げてきた面々が集う。
若者のテレビ離れや「テレビが面白くなくなった」という声が上がるのはなぜなのか、今後どうしたら面白くなっていくのかと真剣に話し合っていった。制作予算の少なさや高齢化、社会の目の厳しさ……と、様々な問題が上がりながらも、やはり面白い番組作りに必要なのは、視聴者が“どうなってしまうんだろう”とワクワクするような「お祭りを作る」ということではないかと見えてくる。
成熟したシステムが出来上がってしまったテレビの世界で、その慣例をもう一度突き抜ける“尖り”。とはいえ、なんでも過激にすればいいという時代でもなくなった。視聴者を傷つけない配慮や倍速視聴の習慣など、新しい感覚を取り入れていく必要があること。そんなバランス感覚を持ち合わせながら「お祭り」を作っていく。
そんな業界の大きな転換期に、また3人がテレビの世界に戻りつつあるという流れを見ると、また彼らのフロンティア精神が求められているように思う。音楽番組がなくなってアイドルの在り方を大きく変えた彼らが、再びテレビの世界で何かを生み出してくれるかもしれない。最近はなかなか見られなくなった生放送ならではのお祭りも、3人であればもしかしたら……。そんなワクワク感に包まれた50回目の『ななにー』。これからも新しい地図を広げ続けていく姿を、ぜひともリアルタイムで届けてほしい。