BE:FIRST、『BE:FIRST TV』『Da-iCE Music Lab』などテレビパフォーマンスで残す爪痕 ロックフェス挑戦にも期待

 昨年11月3日のデビューから半年経たずして、そのパフォーマンス力の高さに一層の注目が集まる7人組ボーイズグループ・BE:FIRST。プレデビュー期からライブイベントに積極的に出演するなど、ステージ経験の多さも強みであるが、今回は近頃のTVパフォーマンスから期待されるBE:FIRSTの今後の可能性と展望を掘り下げていく。

 4月2日から毎週土曜日に放送されているBE:FIRST初の冠番組『BE:FIRST TV』(日本テレビ系)。俳優・佐藤隆太を進行役に迎え、「“常に1番であり続ける”という意味で名付けられたBE:FIRSTのメンバーが“1番”と名のつくさまざまなカルチャーを体験しその真髄を学んでいく(※1)」ことを指針に、料理店などを訪れ、その道のトップを走るプロの極意を追究する。

 番組では隔週でペアを変えながら初ロケを行い、料理提供までの速さなどのこだわりを極めるプロの姿に触れることで、グループが掲げる“アジアのトップ”“世界への挑戦権”という目標のヒントとなる学びを深めていく他、放送の最後には数々の楽曲をスタジオでパフォーマンスするコーナーも。

 4月16日までの3回の放送ではデビューシングル『Gifted.』のカップリング曲「Kick Start」やオーディション『THE FIRST』のテーマ曲「To The First」、5月18日にリリースされる2ndシングルのタイトル曲「Bye-Good-Bye」が放送され、特に「Bye-Good-Bye」ではスタッフが一切いないスタジオでメンバー7人のみで1発撮りを行い、溢れる緊張感の中でも普段通りの心持ちで確固たるクオリティのパフォーマンスを見せた。

 また、BE:FIRSTは4月13日深夜放送のの『Da-iCE Music Lab』(日本テレビ系)に出演。「オーディションを受ける側」の話をテーマに、ダンス&ボーカルの先輩グループでもあるDa-iCEとオーディション秘話や互いへの質問などといったトークセッションを繰り広げ、番組の最後にはDa-iCEのパフォーマーである工藤大輝、岩岡徹、和田颯を交えた10人でプレデビュー曲「Shining One」を披露して話題となった。

 BE:FIRSTの高いパフォーマンスレベルの秘訣は、彼らが持つ音楽的感度の高さとライブステージへの向き合い方にある。歌、ダンス、ラップのスキルはもちろん、それぞれが作詞・作曲・コレオグラフ(振付)に能力を発揮し、音楽との距離が非常に近いのも大きな魅力だ。さらに、LEOは『Da-iCE Music Lab』の中で、毎回のパフォーマンスでは「ステージをこなさない」ことを全員で確認して心がけていると語った。1回のステージが観客にとっては二度と戻らない時間であることをよく理解しているからこそ、その瞬間に全力で向き合う彼らのステージは圧倒的であり、クオリティは常に向上し続けているのだ。

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