クリスティーナ・アギレラやビヨンセに憧れて 新鋭R&Bシンガー NAO AIHARAが語る、歌手デビューの夢を勝ち取るまでの軌跡

NAO AIHARA、デビューインタビュー

進路に迷っていた高校時代の気持ちを反映したデビュー曲

ーー高校ではどのようなダンスを学んだんですか?

NAO:基礎を学びたかったし、授業にロックもバレエもヒップホップも全部あったので、一通りやりました。ジャズヒップホップとかパンキング、ソウルも。

ーー当時、憧れたアーティストはいましたか?

NAO:映画を観たことが一番影響として大きかったので、憧れのアーティストというよりは、漠然とエンターテインメントをやりたいなっていう感じでした。「ああやって歌って踊れたら気持ちいいだろうな」とか「ああいう舞台でやれたら楽しいだろうな」とか。

ーーミュージカルにも憧れていた?

NAO:はい、ミュージカルは昔からずっと好きでした。

ーーということは、歌えて踊れるシンガーというより、ミュージカルスターみたいな感じを夢見ていたんでしょうか。

NAO:自分のなかでは「どちらも」って感じですかね。ミュージカルの世界も好きで興味があったし、歌って踊れるシンガーも目指していたし。今はK-POPも好きだし、ラップもできたら曲の振り幅が広がると思うので、いろんなことを勉強して試していけたらいいなと思っています。

ーー今現在は、どのような音楽を聴くことが多いですか?

NAO:K-POPが多いですね。K-HIPHOPも好きです。相変わらず90年代や2000年代のR&Bも聴きますけど、今は勉強みたいな感じで曲を聴くことが増えました。たとえば歌い方がすごいなと思ったら自分でも取り入れたいから。特にガールズグループとか日本語の曲はインプットのために聴くことが増えました。

ーー今回のデビュー曲「lighthouse」は、『ヨルヤン』オーディションの課題曲でした。まずはオーディションに応募した動機から教えてください。

NAO:ダンスと歌をやりたくてオーディションをいろいろ探していたときに「R&Bシンガー」という言葉が目に入って。あと、課題曲を聴いたときにしっくりきたんです。踊れるサウンドでもあるし、メロディも低音と高音の抑揚があって、自分自身の好きな声が活かせる曲だなと思って。「あ、これは歌えるかも?!」と密かに思ったのがきっかけです。

ーー課題曲の時点では1コーラスしかありませんでしたが、どのように楽曲をブラッシュアップして行ったんでしょうか。

NAO:課題曲の時点ではEmyliさんが書いた1番の歌詞しかなかったので、Emyliさんと話しながら2番の歌詞を作っていきました。最初に課題曲を聴いたときはシンプルに「カッコイイ! 鳥肌!」みたいなサウンドに対する印象が強かったんですけど、歌詞の意味を汲み取っていくうちに「だったら、こうやって歌いたい」とか「こういうふうに歌いたい」という気持ちが出てきたので、それに合わせて歌詞を書いていったんです。

ーーそれで最終的に仕上がった「lighthouse」の歌詞は、Emyliさんとの共作になっているんですね。

NAO:1番の歌詞を読んだときに、“悩んでいる先にある光を目指していきたい!”っていうイメージが浮かんで。私はずっとダンスをやってきたんですが、高校3年生のときに、それまでやっていたダンスグループから離れて1人で歌をちゃんとやっていこうと決めたんです。ただ、どうしたらいいかわからなくて、とにかく迷っていた時期でもあって。1番の歌詞を見たときに、その頃の気持ちに似てるなと思って、当時を振り返って改めて書いたものをEmyliさんが調整してくださったんです。

ーーレコーディングでこだわった部分や大事にした部分は?

NAO:歌い出しとサビです。歌い出しは低くて太い声なんですけど、そういう声は自分の強みだと思っているので、それをちゃんと出せるよう意識して歌いました。サビで〈‘Cause I〉と入るところは急にメロディがハイトーンに展開するんですけど、パンと跳ね上がる歌い方は得意なので、そこも大事に歌いました。

ーートラップ調のビートに展開するパートはどうでしたか?

NAO:そこはとても難しかったです。ラップっぽい歌い方はやったことがなかったので、自分なりに歌ってみたんですが、なかなか上手くいかなくて、そこはEmyliさんにディレクションしてもらい、レコーディングしていきました。英語での歌唱も難しかったので手こずりましたが、またひとつ歌い方がインプットできて楽しかったです。

ーーこの曲は、コーラスやカウンターメロディ、フェイクもたくさん入っていますよね。

NAO:それも大変でした。実は10声以上あるんです。本格的なレコーディングは初めてだったので、こんなに声を録ってるんだっていう発見もあったし、コーラス録りは楽しかったです。

ーー今回の「lighthouse」でもっとも好きなフレーズはどこですか? 

NAO:〈全て投げ出して気付いた/光の場所へ〉です。ここは気持ちが入るし、自分の経験と重なるから歌っていてもグッときます。

ーーNAOさんは壁にぶつかったとき、どのように対応することが多いですか?

NAO:1回俯瞰して、どれが問題解決への近道だろう? みたいに考えます。たとえばグループから離れて1人になったときは、お仕事で繋がれそうな人がいる現場に行ったり、ライブをたくさん観に行ったりしていました。

ーーそうやって相談できるような人を見つけていく。

NAO:悩んだら周りに相談しますね。それでいろいろ意見を聞いて自分なりに解決策を見つけていきます。とりあえず動こうっていうタイプなので、周りに相談して「これをやってみたらいいんじゃない?」って言われたことはやってみて、違うなと思ったらまた人に相談して。

ーーとりあえず動いてみる、ということはチャレンジ精神が旺盛なタイプですか?

NAO:そうだと思います。何でもとりあえずトライしてみよう、みたいな。自分の知らないこととか経験してないことも、まずはやってみたいタイプ。

ーー未体験の絶叫マシーンにもすぐ乗ったり?(笑)

NAO:それは乗らないです(笑)。仕事だと何でもやってみようと思いますけど、プライベートはわりと保守的なんですよ。自分の好きなことしかやらないので。

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