クリスティーナ・アギレラやビヨンセに憧れて 新鋭R&Bシンガー NAO AIHARAが語る、歌手デビューの夢を勝ち取るまでの軌跡

NAO AIHARA、デビューインタビュー

「隣に寄り添って肩を組む感じを目指していきたい」

ーーその“好きなこと”とは?

NAO:洋服も好きだしメイクも好きだし。あとは美術館とか映画館に行くことも好きなんです。たとえば美術館に行って、この人の絵がいいなと思ったら、オタク気質なので、その画家さんの他の絵も調べていくタイプです。

ーー凝り性っていうことですかね。こうして話しているとすごく明るいキャラクターですけど、実は陰キャとか?(笑)

NAO:あはは、そうかも。陰キャですよ、私。本も好きだから、家にいると映画を観たり本を読んだりしています。

ーー好きな小説家を見つけたら、その作家の本をどんどん読んでいくとか。

NAO:わりとそういうタイプです。洋服だったらコレクションを見て、そのデザイナーやディレクターのルーツを知りたいと思って調べていく。

ーー勉強熱心ですね。

NAO:でも、興味があるものしか掘らないんですよ。ゲームとかはまったく興味がないので、0か100か、みたいな(笑)。あと、さっきの話だと、絶叫マシーンがどんな乗り物か、乗る前にまず調べますね。ご飯のお店とかも口コミを見ます。最初はウェブサイトを見て、インスタを見て、タグを見て、みたいな。だから慎重派だと思いますけど、自分の好きなこととか興味があること、自信があることには積極的に動いていくんです。

ーー話を音楽に戻しますが、NAOさんが“音楽でこれだけは負けたくない”と思うのは、どんなことですか?

NAO:歌い方ですね。たとえば、かわいい系とか強めとか、声色やトーンを使い分けることができるので、いろんなジャンルを歌えると思っているんです。そういうタイプのシンガーで、ダンスを掛け合わせているアーティストはあまりいない気がしますし、歌とダンスの融合をもっと追求して、負けないくらいになりたいです。

ーーでも、軸にあるのはR&Bなんですよね?

NAO:R&Bですね。今回のデビュー曲はシンセをメインにしたダンス曲ですけど、今作っている曲はミッドテンポのR&Bで、歌い方も今回とはだいぶ違うんです。今後はそれこそ“THE R&B”っていう曲にも挑戦してみたいですし。

ーーNAOさんが、“THE R&B”と思う楽曲を3つ挙げるとすると?

NAO:歌い上げ系ならクリス・ブラウンの「Take You Down」とか、R・ケリーの「Love Letter」とか。踊れるR&Bとなるとビヨンセの「Love On Top」かな。やりたいのはR&Bですけど、それを軸にしていろいろな歌の方向性を試してみたいです。

ーー今回は歌詞を共作していますが、日頃から作詞作曲を行っているんですか?

NAO:作曲はまだやったことがないですけど、作詞は好きです。歌詞を書くことが好きで、結構ストレス発散にもなっています。

ーーリリックとして書き溜めているんですか? 

NAO:思ったことや感じたことを歌詞っぽく書くんです。で、歌詞にするときは、あとからそこに情景とかを足していって、まとめていく感じ。歌詞を大事にしているからこそ、自分で歌詞を書いていきたいですし、今後は作曲にも挑戦したいです。

ーーこれからどのような楽曲を歌っていきたいですか?

NAO:自分の強みを見せていけるような楽曲を歌っていきたいです。デビューしたばかりなので、自分にどんな楽曲が合うのか模索しつつ、自分が「好きだな」とか「気持ちいいな」って思えることを忘れないように発信していきたいです。その方が聴いて下さる方も楽しんでくれると思うので。

ーー楽曲でどのようなメッセージを伝えるシンガーになりたいですか?

NAO:わりと私は陰キャなので(笑)。仕事でハイテンションになっていても、帰って1人になるとシュンとなりがちで、歌に助けられたりすることがあるんです。でも、そういう人ってたくさんいると思うんです。普段明るい人でも落ち込むときはあると思うから。そういうときに寄り添える歌詞を書きたいですし、歌声もそうありたいです。

ーー心の弱い部分とかダークサイドにフォーカスしていきたい?

NAO:ダークな方ですね、完全に。明るさの裏側にある部分とか、こういう辛い経験があったから、今は明るくいられています、みたいな。苦しい経験は誰にでもあると思うし、「みんなそうなんだよ」みたいなことを歌で伝えていけたらなって。

ーー今回のデビュー曲は、もともと課題曲でしたが、いみじくもNAOさんが歌っていきたい内容と合致しましたね。

NAO:それは自分でも思いました。私にぴったりだなって。

ーー今回の楽曲タイトルを訳すと「灯台」です。灯台は、海を進む船の目印となります。

NAO:私もそういう存在になりたいですね。ただ、聴く人を照らすほど遠くにいたくないというか、もっと近い距離で寄り添いたいです。

ーー楽曲を通して、聴く人の隣に立つ感じ、後ろからハグする感じ、正面から向き合う感じ、上から見守る感じ。寄り添い方にはいろいろあります。

NAO:上から見ている感じはまだないですね。正面から向き合うのもまだ難しいから、まずは後ろから支える感じ。次が隣に寄り添って肩を組む感じ。そこを目指していきたいです。

ーー最後に今後の活動予定を教えてください。

NAO:次の楽曲も作っているんですが、そのリリースに向けていまは作業しています。次の曲も自分で歌詞を書いているんですけど、私の性格やキャラクターを歌詞や歌い方に出しつつ、私らしさを大事にした曲を今後、1曲1曲大切に作っていきたいです。

■リリース情報
NAO AIHARA Debut SG「lighthouse」
配信中
https://avex.lnk.to/nao_lighthouse

Instagram:https://www.instagram.com/nao_aihara/?hl=ja
TikTok:https://www.tiktok.com/@nao0123_?lang=ja

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる