乃木坂46と東京03のコントはなぜ人気? 齋藤飛鳥×飯塚悟志、遠藤さくら×角田晃広……CMから生まれた名コンビ

 ほかにも、山下美月のあざとキャラに翻弄される角田や、飯塚に“ゆるキャラ”だといじられる与田祐希の探偵役など、ユニークな関係性は多く存在するが、この2組を繋げている“ブレーン”が監督・脚本を務めるオークラである。昨年放送のドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)の脚本を担当したことでも知られるオークラは、多くのバラエティ番組や芸人のコントの台本を手がける構成作家。東京03とは単独ライブの最後のネタを任されるほどに長年の深い関係値にあり、乃木坂46の“公式お兄ちゃん”であるバナナマンとは“3人目のバナナマン”と呼ばれるほどの間柄にいる。

 「オークラ」とは名前こそ出していないが飯塚とのいがみ合う関係性を話題に挙げ「脚本家さんとの遺恨が残った」と話していた齋藤。オークラが構成作家を担当している『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)にリモート出演した際に、齋藤はオークラが「現場ではハイブランドの服を着てる」とバナナマンに告げ口する一幕があったほどに、乃木坂46とオークラとの仲もこの2年で近くなったと言えるだろう。コント内でそれぞれのメンバーのキャラを引き出してきたのはオークラであり、そこに想定以上のシナジーを生み出してきたのが東京03になる。

 レギュラーキャストに初めて賀喜遥香を迎えたり、公式TikTokアカウントを新設するなど、新たな試みもうかがえるシーズン3。これまでCreepy Nutsやテレビプロデューサーの佐久間宣行といった音楽/お笑い好きへと広くリーチしてきたゲストのさらなる出演、より深度を増していく乃木坂46と東京03のコントに期待したい。

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