二宮和也、ラジオで引退時期を示唆? 幸せだからこそできる“集大成”を目指す考え方
以前、二宮は同番組内で「面倒くさいっていうのがあんまりないんですよ」と語ったことがあった。嵐というグループの中では「他の4人がカバーしてくれるじゃない。結果的にトータル、グループでできてるのよ」と話し、そのぶん1人で活動する場面ではケアしてくれる人がいないため、シビアにできることをやり遂げるまでだ、と明かしていた。
つまり、目の前にある一つひとつの仕事に全力を尽くすことは二宮にとって当たり前のこと。そんな当たり前のモードとは異なる“めちゃくちゃ頑張る”ためには、その理由となる大きなうねりを生み出す必要がある。そのきっかけとして“引退”というのもひとつの節目になるのでは……と考えたのではないだろうか。
いつまでも二宮の活躍を応援したいファンからすれば、引退の日を迎えるのは寂しいこと。できれば“終わり”のことなんて考えたくない。だが、今回の発言から二宮が「集大成」と呼ぶことができる力作を見てみたいという気持ちにもなる。
これまで二宮は何度となく有言実行する姿を見せてくれた。例えば、映画『硫黄島からの手紙』を撮影する1年以上前から「ハリウッドスターですから」と言ってみせ、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』を開設する数年前から「YouTuberが夢」と語ってきたこともそう。発言した当初は冗談めいたように聞こえた言葉たちが、私たちの予想を超えて現実になっていることにいつも驚かされる。
「でもどうする? こんなに語ってて60のときに作品の話がこなかったら……(笑)。だから、そうならないように頑張るっていうね!」。今回も笑いを交えて話してくれた二宮。「引退作品」とは言わずとも、その時々に見据えたゴールに向けて二宮が納得する名作が生まれることを期待せずにはいられない。まずは4月10日に迫った、『ブラックペアン』(TBS系)以来の日曜劇場主演作品となるドラマ『マイファミリー』(TBS系)の放送が待ち遠しい限りだ。